あらすじ
【電子書籍限定書き下ろしSS】&【すざく先生描き下ろしイラストとサイン】付き!
「もっと俺を楽しませろよ?」「静かに生きたいのに……」
のんびり職人と切れ者領主の凸凹コンビが紡ぐ戦国ファンタジー!
書き下ろし巻末小説収録!
書き下ろし巻末小説
「月ヶ原義晴があの日、宗助に出会うまでのお話」
【あらすじ】
老後のセカンドライフを楽しみにしていたサラリーマン天野宗助はトラックに轢かれ、目を覚ませば見知らぬ森の中。体が若返っている上、そこは歴史が異なるパラレルワールドの戦国時代!? 戦に巻き込まれるのが嫌で、極力人と関わらず静かに生きようと決意した宗助は、手直しした山奥の廃村で暮らし始めた。そんなある日、行き倒れの侍を拾う。男の名は、月ヶ原義晴。実は、この国を治める領主様だった! 音を聞けば本当に涼しくなる風鈴、中の水が減らない壺など摩訶不思議な物を作る宗助は、彼に気に入られてしまい、やがて日ノ本一の職人として歴史に名を残すことに――!?
のんびり職人と切れ者領主の凸凹コンビが紡ぐ戦国ファンタジー!
著者について
●白龍斎
この度は「戦国一の職人 天野宗助」を手に取っていただき厚く感謝御礼申し上げます。
初めての書籍化の作品は多くの方に助けて頂きました。
この本を読んだ皆さんが面白いと思ってくれたのならば嬉しいです。
感情タグBEST3
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これぞ『日本』という世界観
パラレルワールド日本の戦国時代に転生してしまった天野宗助氏とその『作品』たちが紡ぐ和風ファンタジー。
『作品』たちの『父』である宗助自身はほとんど何も感じないのに、周囲の人々には不思議なことが起こります。その効果は強力なものもささやかなものもありますが、縁があって『作品』の主となった人にとって助けになることばかり。戦国時代が舞台ですが血生臭さは無く、とても優しい物語でした。
戦国武将が群雄割拠する物語がお好きな方には物足りないかもしれませんが、自分はこういう優しい物語が大好きです。
舞台はパラレルワールドなので現実の日本とは異なりますが、作者様の描くその世界には確かに古き良き『日本』がありました。