あらすじ
母の形見の行方を追う孤独な少女・アイレは、
手がかりを求め、差出人不明の招待状を携えて仮面オークション会場に足を踏み入れる。
絵画、宝石、アンティーク…。様々な品の売り立て(セール)が進行する中、
アイレは特殊な審美眼で、商品の中に贋作が紛れ込んでいることを見破る。
これをきっかけに、オークションを運営する侯爵家の若き当主・バルトルートに才能を見出され、
物腰柔らかな第五王子・フェリクス、ムードメーカーの男爵家次男・ジョシュアとともに、
オークショングループ<ハウス>の一員として、彼らの仕事を手伝うことに!
最初は上から目線のバルトルートが気に入らないアイレ。
しかし他人に上手く頼ることができない自分の性格を見抜き、
不器用ながらも手を差し伸べてくれるバルトルートに、徐々に心を開いていく。
しかし同時に、異常なまでに物の真贋に固執するバルトルートに違和感を覚える。
どうやらその理由は、彼がオークションを主催しているわけにも深く関わっているようで…?
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
まさか盗賊団に居たのが真贋を見分ける力があるアレイとは
お母さんの遺品を探しながら郵便してたらハウスの一員になるなんてね
まさか最初の巻で見つかるのかと思ったけどやっぱりそうはいかないよね
次の贋作やアイレの探してる指輪が早く見つかると良いのとバルトの想いがどう動くか実物だな
Posted by ブクログ
表紙の印象と実際のキャラの性格がちょっと違った。
アイレはもっとクールかなと思っていたら、やんちゃさんだったし、バルトはオークショニアとしては優秀なんだけど、喋らせると「10代の少年か!」みたいな口喧嘩をするので。
個人的には腹黒さが最初から垣間見得たフェリクスと、逆に裏のないジョシュアの方が好感持てたかもしれない。
ジョシュアは報われないですけどね……つくづくタイミングの悪い男である。
バルトの件は一つ解決したものの、アイレの件は結局何も解決しないまま終わってしまったので、もやっと感が残ってしまった。
指輪のことは?母親のことは?そもそもアイレの目の件は?血筋のせいなのかな?とか何も分からないまま。
取り敢えずアイレが「ハウス」の一員として本当に認められるところまでな話だったのかなと思う。
本筋はこれからなのかもしれない。