【感想・ネタバレ】海風のレビュー

あらすじ

迫られる攘夷か、開国か――。嘉永六年(一八五三年)六月、浦賀にその姿を現した四隻のアメリカ軍艦。幕府は強大な武力をもって開国を求める艦隊司令長官・ペリーの対応に苦慮していた。清国がイギリスとの戦争に敗れ、世界の勢力図が大きく変わろうとするなか、小姓組番士・永井尚志は、老中首座・阿部伊勢守正弘により、昌平坂学問所で教授方を務める岩瀬忠震、一足先に目付になっていた岩瀬の従兄弟・堀利煕とともに、幕府の対外政策を担う海防掛に抜擢される――。迫り来る欧米列強を前に、新進の幕臣たちが未曾有の国難に立ち向かう。現代へと繋がる日本の方向性を決定づけた重要な転換期を描く幕末歴史小説! 「隠蔽捜査」シリーズをはじめ警察小説の名手が、“薩長史観”に一石を投じる!

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

このページにはネタバレを含むレビューが表示されています

Posted by ブクログ

ネタバレ

幕末の幕臣、永井尚志を描いた歴史小説。

歴史ドラマや小説では幕府側のキーパーソンでありながら脇役扱いの永井を主人公とし、同世代の岩瀬忠震、堀利煕の友情と奮闘を描いてくれてうれしい。
ただ、ラストが自分は乗れなかった咸臨丸の米国への出発で終わっていたのは中途半端感がありました。
このあと3人を襲う悲劇やその後の永井の活躍、明治後の活動まで見たかったです。
著者の歴史ものでは前作の「天を測る」でも幕末の測量技師の小野友五郎を主人公にしていたのはうれしかったですが、明治になったところで終わっていて中途半端感がありました。
会話や心情が、著者の刑事小説の登場人物のような感じの手法なので、読みやすく、物語に入り込みやすいので、面白いところで終わらせた方が良いのはわかるのですが、歴史小説としてはめったに取り上げられない主人公の最後まで描いてほしかったです。

0
2026年08月01日

「歴史・時代」ランキング