あらすじ
うどんのつゆがどうしておいしいか知っていますか? そこには目立たないけど、いい仕事をしている、ある食材があるのです。それが昆布。昆布の種類、自然のめぐみ、つくる人々の努力、江戸時代にさかのぼる歴史など、昆布が私たちのところに届くまでのつながりを、おいしそうな料理をまじえながら紹介します。
*電子版には、折り込み付録の「ふしぎ新聞」および年3回の一枚絵付録はつきません。
感情タグBEST3
このページにはネタバレを含むレビューが表示されています
Posted by ブクログ
読みながら口の中にじゅわぁーーーーっと唾液が…。
料理の写真はどれもおいしそうだし、昆布が並んでいるページは濃縮された香りが鼻にまとわりつくような…。想像力たくましいのも考えものだけど、とにかくなにかと勉強になった。
昆布、meets イタリア料理。
料理家である作者が紹介しているメニューのおいしそうなことったら。
こんなに手間かけて作られていたら、出汁とったあとの昆布をもう絶対に捨てられない。お値段高めなのも納得。
同じ北海道でも、とれるところで昆布の種類が違うことは、名前からしてなんとなくそうなんだろうな、と思ってはいたけれど。味まで違うとは!
富山と羅臼のつながり、北海道から遠く離れた沖縄でも昆布料理があるワケなど、ちょっとした歴史読み物としてもおもしろかった。
アクアパッツァ、昆布締めした鶏肉と白菜のスープ、食べたいなぁー。誰か作ってくれないかなぁー。考えてみれば、実家はいつもいい匂いがしていた。料理好きの母は常に台所にいて、いつもなにか煮物を作っていた。結び目のついた「ばあばの昆布の煮物」は私の子どもたちも大好物だ。
あぁ…実家が近かったら「おかーさーん、これ!作ってー!」と言いたいけど、さすがに「自分でやりなさいよ」って言われるだろうな。
仕方ない。1回自分でやってみよう。
鶏もも肉と白菜スープは寒くなったら。冬が来るのが楽しみになってきた。
アクアパッツァは塩サバでやってみようかな。サバ好きな子どもたちのために常時冷凍庫に入っているけど、薄味好きな夫に不評なのだ。これなら家族みんなが食べられそう。
そして、次に実家に帰るのはたぶん冬。母にはおでんをリクエストしたい。鶏もも肉スープがうまく作れなかったら、それも母に相談してアドバイスもらうかな…。