【感想・ネタバレ】月面にアームストロングの足跡は存在しないのレビュー

あらすじ

新世紀の月開発プロジェクト「アルテミス5」。同計画のクルーとして月軌道プラットフォームゲートウェイ(LOP-G)に滞在する六人の男女は、NASAから不可解な指令を受ける。曰く「1969年のアポロ11号は月面に着陸していない。この事実を隠蔽するため、アームストロング船長の足跡を捏造して欲しい」というのだ。船長のロバートとヴェテラン宇宙飛行士のジョンは、この指令に「従うべき」という立場をとるが、副船長のサイラスと民間人クルーのキャサリンは「人類への冒とくだ」として強硬に反対する。日本人宇宙飛行士コウタ・イシグロと医師アカネ・モチダは、態度を決めきれない――。船内がバラバラに分裂する中、突如として制御を失った人工衛星がLOP-Gに激突する……!

地球に生還できるのは、誰なのか? 捏造ミッションの真相は、何なのか?
地球から38万km、超極限状況のサバイバル・ミステリ!

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Posted by ブクログ

ネタバレ

よく都市伝説として語られるアポロ11号の月面着陸フェイク映像説に焦点を当てたSF、いやミステリ、サスペンスなのか。アルテミス5計画のクルー6人に課せられた緊急極秘任務「月面にアームストロングの足跡をつけろ」。当惑するクルー、そんな中、ロシアに情報が漏れ、未曾有の危機が訪れる。内通者は誰なのか、対立するクルー。果たして生きて地球に戻れるのか。1970年に大阪で開かれた万博で、アポロ11号の着陸地点である「静かの海」の着陸地点模型、月着陸船の実物、月の石、宇宙服等が展示されていた。それこそ「信じるか信じないかはあなた次第です」である。

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2024年09月03日

Posted by ブクログ

ネタバレ

月の上空50kmの”周回軌道”を飛行する有人の宇宙ステーション。月軌道プラットフォームゲートウェイ-『LOP-G』。月面や火星の深宇宙探査を目的とした軌道基地。

宇宙開発の資金集めの為、開発の様子のリアルを地球に配信するというミッションを受け、民間人のキャスター1人と5人のクルーはLOP-Gに3週間滞在する。

しかし、宇宙飛行士の航太たちに NASAから突然言い渡された本当のミッションは驚くべきものであった-。

「月面に足跡をつけてもらう」


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『月面にアームストロングの足跡は存在しない』

月面着陸はねつ造だ!といううわさは世界で数多くささやかれていますよね。それだけ宇宙は謎が多く神秘的で たくさんの人が宇宙に憧れを持って宇宙飛行士を目指したりもするんでしょうね。

しかし、この6人のクルー達は アームストロングの足跡をめぐり まさに命を懸けたとんでもないミッションに巻き込まれていきます。

1950年後半から1960年前半 アメリカとソ連の冷戦時代。ソ連による世界初の人工衛星「スプートニク」の打ち上げ成功によって始まった宇宙開発競争。1969年7月 アメリカはアポロ11号により人間が月面に着陸するというアポロ計画を成功させる。

それがこの現代で、そして宇宙空間で 第三次世界大戦に進みかねないミッション遂行を課されるとは…。

動揺する6人は ミッションをやるかやらないかで意見の相違からギクシャクしだし

そこへ思いもよらないアクシデントが起き

1人、また1人と命を落としていく…。

アクシデントは誰のせい?
疑心暗鬼になる船内…

残量の減る酸素…

一人一人に渡される安楽死薬…

再び地球の土を踏める者はいるのか-。

月を目指して切磋琢磨してきた6人の絆は壊れてしまうのか。

極限状態で選択を迫られた時の 宇宙飛行士 一人一人の行動がかっこ良くもあり切なくもあります。

もう、く、苦しいーー!
酸素の薄い部屋で読書させられてるような感覚でした(×○×)プハー


☆。.:*・゜

『子供たちはこのレポートタクスを目を輝かせて見ているだろう。これを観ている子供の中から、未来の宇宙飛行士が生まれていく』

「地球のあなたへ。見えますか。あれが豊の海です-」

⟡.·*.

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2024年10月02日

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