あらすじ
幼少期に母国ケルドアの事情で亡命同然に隣国ヴァイクへと追われたロウクラスのテオは、自分は周りから見ると「かわいそうな子」で「誰からも必要とされていない存在」だと自覚して生きてきた。わがままも言わず、真面目に堅実に。そんなテオを「世界一美しい」と讃え、実の弟のようにやさしく包んでくれたのは、兄・シモンの友人でありハイクラス屈指の貴族でタランチュラ出身のフリッツだった。いつしかテオは、フリッツのことを愛するようになるが、この気持ちは絶対に知られてはいけないと隠すようになる。ところがフリッツは、まるでテオのことを特別に愛しているかのようなそぶりを見せてきて……!?
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フリッツもテオも大好きなので2人の話が読めて嬉しいです。「愛の在り処」を読んでる時は恋愛に発展すると思っていなかったので、私にとってサプライズでした。フリッツもテオも望んでいた幸せを手に入れることができてよかったです。
匿名
最高
新しく小説が出てるなんて知らず始めてブラウザ版を購入し、一気見しました。本当に樋口美沙緒先生が書く物語が1番好きです。前々の作品で小さかった子がこんなに成長してるなんてと驚きましたが、ほんとに幸せになってよかったです。素敵な作品をありがとうございます!!
優しい
あの、小さくて優しくて良い子のテオの話!
他作品と比べると痛みがないので、どんな精神状態でも読めるところが良かった。
残酷だけど優しい嘘のお話でした。
テオが意外に男らしく、フリッツがオドオドしてるのが面白かったです。
匿名
ムシシリーズ
ムシシリーズは全作品読んでいます。前知識を入れずに購入したのですが、表紙の可愛い子がテオだったとは!シモンと葵の話しは何度も読み返しているので、テオとフリッツのことは気になっていました。テオが主役の作品が出るとは予想していなかったのですが、とても面白かったです。
Posted by ブクログ
恋愛感情は置いといてイケメンのお兄様には溺愛され、養父母にも甘やかされ、アントニーという友人からも本気で好意を持たれているので、幼少期は不幸だったかもだけど、受けの愛されたい欲求はいささか贅沢に思えてしまう。
そして攻めが受けを傷つけてまで付き合えない理由にもっとスポットを当ててほしかった…あやふやなままあっさり乗り越えちゃった…。
とはいえ受けが泣いてるととことん弱い攻めは読んでて楽しい。