あらすじ
難解で素晴らしい功績の数々、もちろんそれはすごいんだけど、
彼らの生きた人生、人間としての奥深さは、もっともっとすごかった…!!!
--------------------------------------------------------
・はじめに
・ピタゴラス
「数」を信奉し、自ら教祖となり、市民に殺された男
・アイザック・ニュートン
「力」の正体を解明した近代科学の父
・ゴットフリート・ライプニッツ
功績はスゴイのに……地味キャラで終わった「文通王」
・ベルヌーイ家
実はあの偉人も子孫だった! スイスの華麗なる理系一族
・レオンハルト・オイラー
論文なんて朝飯前。数学史上、最多の論文を書いた巨人
・ジョセフ・フーリエ
エジプト遠征を機に「熱」に取りつかれた男
・カール・フリードリヒ・ガウス
19世紀最大の数学者
・オーギュスタン=ルイ・コーシー
論文の扱いだけは雑だった「厳密主義」の父
・エヴァリスト・ガロア
過激な政治活動に傾倒し早世した若き天才
・ゲオルク・カントール
「無限の集合の大きさ」を考え続けた繊細な数学者
・シュリニヴァーサ・ラマヌジャン
直感とひらめきで偉業を成し遂げたインドの魔術師
・岡潔
現代数学の三大難問を解決した孤高の数学者
・ジョン・ナッシュ
統合失調症を克服したノーベル賞受賞者
・志村五郎
「フェルマーの最終定理」解決に大きく貢献した男
・千葉逸人 特別インタビュー(聞き手:郷和貴)
ビール大好き令和を生きる現役数学者
・参考文献リスト
--------------------------------------------------------
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
カリカチュアに溢れた表紙だが、内容自体は優しい視点で数学者たちの人生を紹介する本だった。
面白くちゃかして書いているつもりだろうが、いまいち自分の感覚では面白いと思えないところがあったり、2024年出版の本なのにキュリー夫人呼びだったりと、若干おじさんくささというか違和感はあるものの、全体的には、軽い読み物感覚で偉大な数学者たちの研究成果や人生を大雑把にたどれておもしろかった。
Posted by ブクログ
数学者ってなんて素晴らしい存在。
一見、無秩序に見える世界の事柄に秩序を見出すセンス!まさに魔術師か神さまか。
いにしえの数学者たちの解いた公式によって、現代の問題も解決されていると書かれていて感動した。
そして、その奇人ぶりも天才って素敵という要素たりえる!
ド文系のライターが書いた、とあるように、ド文系でも楽しめる。美しい数式を求めて人生をかける天才たちに文系はロマンを見るよね。
和田ラヂオの挿絵が秀逸!
Posted by ブクログ
文系にはすごく難しい数学の話が沢山でてきた。
しかし、メインは数学者の人生についての話だと思われる。
似てるようで、みんな異なる人生を生きていて、ひとつの事に熱中しているのはすごく憧れる。
また、数学にハマりすぎるからこそ、ひとつの証明をするために何度も考えてみて、挫折したり、色んな経験をしていたみたい。
最近は学ぶことをやめてしまっていたため、物事を考え続けることの大事さを気付かされた。
数学の難しい内容は出てきたりしたが、こういう公式だと思って読むと、数学者たちの人生の短いストーリーが何個も書かれている本だった。
たくさんの天才と言われている人達のの人生を見ることが出来て、学べたし、面白かった!