【感想・ネタバレ】鶴は戦火の空を舞ったのレビュー

あらすじ

ライト兄弟からわずか10年、戦闘機は「凧のお化け」から急速に進化し、第一次世界大戦の実践に投入された。日本軍で招集された操縦訓練生の一人、錦織英彦は持ち前の体力と視力で操縦センスを発揮。しかし上司に好かれず任務から外されてしまう。「地上」から自由になりたい! しがらみを捨て、自由に飛びたいと思った英彦は、フランスでピロット(戦闘機乗り)になった先人のことを知り海を渡る。アス(エース)を目指す新たな挑戦が始まった――。近代を舞台にして、ひとりの若者のドラマとして描かれる「航空機事始め」。新時代の歴史小説誕生!

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Posted by ブクログ

 空に魅せられた男の物語。飛行機が実用化され、軍隊にも導入され始めた時代が舞台である。
 
 日本陸軍の操縦訓練生である錦織英彦中尉は、その類まれな体力と視力を生かし見事な操縦センスを発揮した。そして日本の第一次世界大戦参戦で、ドイツ軍の青島(チンタオ)要塞攻撃にも参加する。しかし、ずけずけものを言う性格が災いし、上司に疎まれ任務から外されてしまう。

 空への憧れを捨てられない英彦は、フランスでピロット(戦闘機乗り)になった先人のことを知り、義勇兵としてフランスに渡る。アス(エース)を目し、ドイツ軍に挑むことになる。

 作者の岩井三四二氏は時代小説で有名な方だが、こういった近代物も非常に面白い。  

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2024年07月14日

Posted by ブクログ

第一次世界大戦の際に日本軍で飛行機の操縦訓練生であった錦織は柵から抜け出し大空ではばたく為、フランスに渡り志願兵として戦うことを決意する。ドイツ軍の戦闘機と繰り広げられる戦闘シーンはドラマチックに眼に浮かぶ。

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2025年07月24日

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