あらすじ
ホラー作家の道尾は、子供が次々消える“神隠し”の村で、霊のものとしか思えぬ声を聞く。逃げ帰り向かったのは「霊現象探求所」。話を聞いた所長の真備庄介は、「背の眼」と書かれたファイルを差し出す。そこには、人の眼が写り込んだ4枚の心霊写真と、その送り主からの手紙が。写真の全てが村の近辺で撮影されており、しかも被写体全員が撮影後に自殺していた……。この村は一体!?道尾秀介デビュー作。
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Posted by ブクログ
真備シリーズ第一弾。大好きな道尾先生の作品。
心霊現象や霊に纏わる話が続くので、読みながらずっと背後が気になりつつもどうしてこうも先が気になって気になって仕方ないんだろう。夜に読み始めたことを後悔したけど、でも読む手が止まらない。上下巻ともほぼ一気読みだった。
真備と道尾、そして助手。それぞれのキャラクターが大好きで、特に美男美女だと言う点がわたし的にポイントが高い。主要人物の容姿を好きに想像するけど、美しいと読んでて惹き込まれるし、この登場人物たちでもっともっと作品が読みたいと思わされる。
話の内容では、序盤から「旅館の主人が怪しいな、、、」と想像し、結末としてはそれで合っていたのだが、主人が殺人に至るまでの過去の話が重くて重くて...。(読んでいて苦しくなる場面も多々)想像を超える展開が待ち受けていた。
道尾先生の作品は、描写が鮮明で少しグロいと感じることもあるが、読んでいて気分が落ち込むほどではないし、そういった場面もありつつも、最後は少し神秘的なイメージで終わるため緩急があり、ラストがより引き立って感じた。
真備シリーズ、また次も読みたい。
Posted by ブクログ
大好きな道尾秀介さんのデビュー作。
ひとまず上巻のまとめ。
・ホラー作家の道尾が福島県白峠村で聞いた
「レエ…オグロアラダ…ロゴ…」
・白峠で神隠しにあった4人の子供(7〜9歳)
・首だけ川で見つかった少年→糠沢耕一
「ネェ…ボクノカラダ…ドコ…」
首は川の上流から流された
・宿の主人の歌川春芳 東海道五十三次
・脇道ですれ違った棒と箱をもった美人
・自殺した痴呆の母親 呂坂寿々
→遺書「少年を河原で殺した」
・自殺し自分の背の目を見た、呂坂幹男
・『霊現象探求所』真備と助手の北見凛
・背中に人の目が映り込み、後に自殺した4人の写真
白峠2、愛染2
→数値的に糠沢耕一の眼か?
・真備いわく霊とは
①意図的に生み出された霊(果にたいする因)
②ある情報から生み出された霊(プラシーボ的、物の怪)
③霊の霊(具体性のない不可解な存在、オタマジャクシ)
④憑依現象としての霊(ペルソナ、無意識的防衛手段)
⑤本物の霊(真備が追うもの)
・糠沢長次 天狗の面打ち職人
・天狗=山伏(山岳信仰の修行者)+猛禽(タカや鳶)
・停留所で聞いたコ…コン…木琴のような音
・「ゴ…ビラサ……」
・『白』—髑髏←天狗の
・疫病で村人大量死
→早川の穢れと考えた
→『神殺し』として天狗=山伏を皆殺し
→川に首を流した
→村に平静が戻り天狗を祀る
・天狗祭り、天狗踊り←謝罪
・幹男の死体とその背の眼をみた少年。溝之木亮平
またあれが現れた——。
僕はまた見てしまった——。
『霊現象というものが存在して欲しい』
「それはきみがほんとうの飢えってのを知らないからさ」
「たぶん僕も——同じものを探しているんです」
気になるのは最後の亮平。
きみ…前にも「背の眼」見たことあるんか!?
どこまでが人為的なのか。どれかは本当の霊現象なのか。
神隠しと背の眼と自殺の関係は…?
「ゴ…ビラサ……」ってなんだ。
また舌がうまく回ってないのかな。
下巻が楽しみ。