あらすじ
神々に護られ、神社が強い力を持つ日本。
「縁切り神社」の娘、綿本雪音(わたもと ゆきね)は屈託のない明るい少女。
しかしある日、神社が襲撃されてしまう。
襲撃者は名前に「雪」が入る術者を殺すと言い、雪音は危機に陥るが、
御景藤矢(みかげ とうや)という青年に救われる。
彼は日本を陰で守る「特格神社」の後継者で、
ある切実な理由から、雪音の家が持つ「縁切りの力」を欲していた。
そしてその力を得るため、雪音は藤矢と「契約婚約」することになり……!?
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Posted by ブクログ
雪音のどん底っぷりが思いのほかどん底で読んでいてしんどかった。
味方が弟とヒーロー+男巫くらいしかいない。
村雨先生は加えていいか。
男ばっかりじゃないか。
両親からは嫌われ、祖母は目の前で殺されて、学校では女生徒から割とえげつない虐めを受け、引き取られた先でも難癖つけてくる奴が乗り込んでくるので、あまりいい扱いを受けない。
そして、原因となった禍津神に最終的には体を乗っ取られるという。
いやもうやめてやってと言いたくなるほど。
心休まらない。
よかったのは、災いの原因になった例の禍津神との縁はきっちり切れて、かつヒーローの呪いの件も解決したくらいか。
特に後者は思いのほかあっさりだったので、別の意味で驚いた。
500年の呪いがあんな簡単に……いいのか。