あらすじ
“人情とお節介”で有名な、本所亀沢町のおけら長屋では、今日も笑いと涙の珍騒動が巻き起こり――。
便利屋《万松屋》が大人気戯作の題材に「のほほん」
三島でお満と再会した万造、路銀をくすねた盗人を侠客親分と追う「まねごと」
黒石藩藩主の高宗は気弱な小姓を鍛えるため、伏魔殿・おけら長屋に送り込む「おおばけ」の三篇を収録。
大人気時代小説第三弾!
感情タグBEST3
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何も言うことなし。こんだけ安定した質の江戸市井人情噺を描き続けられる筆力は素晴らしい。
特に2編目の「まねごと」はシリーズ内でも上出来の傑作だと思う。
富士照日、はやりすぎ(笑、と思ったが文春や新潮では露骨だからなぁ、と考えてながら奥付みて、本名の辻祥右衛門の辻と祥って…なるほど!
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相変わらずのドタバタ。でも、ほろっとさせて、笑って、最後は大団円。
鉄斎さん格好良い!お満さん、さすが!高宗様、出来た藩主!周りを囲む人達の温かさに、今回は泣かされました。もちろん、大笑いも。相変わらずの「おけら長屋」でした。
次は何が起きるのやら。
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今回も一 発売日に購入し、一気に読んだ!
疲れて本の後半になると斜め読みをしてしまう今日この頃で、一文字たりともとばさず、なんなら、面白すぎるところは何行か戻って読むのはまさにこのシリーズのみと言っても過言ではない!
私もおけら長屋の空き室に入れて欲しい。
余談だが、いつも帯にも笑わせてもらっているが、今回のおけら神のお言葉も爆笑。
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新本所おけら長屋シリーズ第3弾!
新シリーズになってからは中心人物の万造・松吉コンビの下品さよりも彼らの男気の方がグッと上がっている。これも2人が所帯を持ち、良い妻に恵まれたお陰かな。この2人ならどんな事があっても全力で大切な人を守ってくれるという安心感がある。
そしておけら長屋の住人も破茶滅茶ながらも人情味のある人達ばかりだ。
浪人の島田鉄斎やわけあり後家のお染らが常識人として話を締めてくれる。
笑いあり涙ありのおけら長屋。隙間時間にもサクッと読めて楽しめるお勧めな一冊です。
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どのお話もハッピーエンドで丸く収まる結論なのですが、
読み手の予想通りには進まず、一ひねり二ひねり。
その塩梅が実に絶妙で上手いです。
同時に、お馴染みの登場人物たちの成長や変化も感じられるし、読み続けてきた人たちには安定の面白さがあります。
同じようなシリーズでは「東京バンドワゴン」を思い出します。以前はあちらが好きでしたが、最近はこちらの方が好きです。
万松は片付いたので、今後気になるのは鉄斎とお染の関係かな。鉄斎が一歩歩み寄るだけでも泣けそうw
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新シリーズ 第3
人情とお節介で有名な、本所亀沢町のおけら長屋では、今日も笑いと涙の珍騒動が巻き起こる。
大人気戯作のネタに、おけら長屋が。
勉強の為、長崎へ旅立ったお満を追った、万造と2人が偶然再開した話。
黒石藩 藩主の高宗が、気弱な小姓を鍛える為に、"伏魔殿"おけら長屋に送り込む。
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のほほん 長屋に祥右衛門が引越してくる
(旗本次男坊)
長屋の戯作を書く
→作者名は富士照日(フジテレビ)..
読売の春助が版元
タチの悪い週刊誌風な内容
長屋の住人は作者が祥右衛門
だと気付く 祥右衛門の行き過ぎた
行動が原因で亀吉がいなくなる
長屋の皆がお灸をすえる 狂言
皆んな善人なので..
悔い改めたり..反省したり..
まねごと お満と万造が夫婦になる前
長崎へ医者修行に行くお満を
万造が数日遅れで追いかける
万造は三島宿で芹という女に騙され
お金をなくす
お満は急病人を見ていて
三島宿で足止め 再会
三島宿を仕切っている弥五郎が
力を貸してくれてお金を
取り戻す
おおばけ 石黒藩の殿様 高宗 が
可愛がっていた小姓 真之助
19歳になっても余りに頼りなく
城のものたちが修行のため
おけら長屋へ預ける
長屋暮らしを始める
彦坂藩の剣術指南役の娘 小絵
に恋をして助けようとする
(御前試合で鉄斎に勝ってもらう)
鉄斎が闇討ちに合う
替わりに五十嵐が出る
五十嵐と小絵は恋仲
真之助は失恋
最初の目的通りしっかりした
男になって真之助が城に戻る
出てくる人たちが
悪人でも基本善人なので
読んでいてホッとする終わり方
今回もテンポ良くて良かった