あらすじ
警察庁統計外暗数犯罪調整課。警察関係者にも知る者が少ないこの部署が調査対象とするのは、通報に至らず見過ごされた犯罪である。坎手正暉(あなて・まさき)警部補の説明に嘘はない。職務上の共助者である静真(シスマ)の特殊性を伏せていることを除いては。2人が浅草・土師町を調査に訪れた矢先、彼らも関係する2年前の拘置所火災で死んだはずの囚人が新たな死体として発見された。 不可解な死がさらなる事件の幕開けを告げる、近未来警察小説、事件篇!
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Posted by ブクログ
近未来の刑事物、しかし、到底普通の警察者ではないストーリーに後半は一気に引き込まれました。明かされていない秘密や謎がかなりあり、これから解き明かされると思うと楽しみ。哲学的だったり文学的な部分があり、読むのが楽しい。
怪我や負傷の描写が相変わらず鮮明でグロテスクなのですがどうしても惹かれてしまう。襲撃されるシーンでは鳥肌が立つほど嫌悪感を覚え怖くてゾッとした。
イラストはないけれど皆規さんのビジュがかなり好み、あと、永代さん(おじさん)がガッツリ活躍しててなんだかニッコリしました。イケおじ万歳。