あらすじ
よだかくんとの甘く穏やかな日々が、
かたくなだった綺優(きゆ)の心を、少しずつ溶かしていった。
クリスマスを目前に、「すき」の気持ちを、
まっすぐに彼へ差し出そうと決意するが……、
思わぬ形で、よだかは姿を消してしまう。
すれ違ってしまった二人を再会に導いたのは、
友人たちの優しさと心からの言葉。
互いの本当の想いに、向き合う夜がやってくる。
「怖くても、よだかくんの『特別』になりたい」
「本当に、君をすきでいてもいい?」
全肯定溺愛男子 × 恋愛こじらせOL
10年越しの歪な初恋は、今、甘く結ばれる。
★電子限定特典:描き下ろし漫画付き★
幼い頃のトラウマから、「誰かの『特別』になること」を恐れてしまう綺優(きゆ)。
そんな自分を変えたいと願いながらも、大人になっても、恋愛に踏み込めない日々。
中学生時代、そんな淋しさを埋めてくれていたのは、遊び人の同級生「よだかくん」でした。
誰のことも好きにならないからこそ、安心できる存在だったのです。
ある夜、カフェバーでパティシエとして働くかつての「よだかくん」である豊高(とよだか)と再会!
「自分だけを選んでくれる人をすきになりたい」と変わらず遊び人なよだかを拒みますが、彼からされたキスには本気がにじんでいて…!?
どのページもとにかくキラキラです。
綺優も麗しいし、よだかくんも麗しい…。読んでいてキュンが画面からあふれ出てきているような感覚を味わえます。
「モテる男性が自分のためだけに尽くしてくれる」特別感は一般的には嬉しいシチュエーション。
ですが、「自分のことをすきと言ってくれた人が離れていった自分」に価値を見出せない綺優にとっては、また同じことが起きてしまうのでは…という恐怖でしかないのです。
女遊びが激しいよだかくんが過去の女性関係を清算し綺優一筋になっても、彼女に警戒されないように努めるいじらしい姿に、応援したくなります。
読者側は綺優がよだかくんを自然に受け入れている姿に、もうそれは恋!!必要なのはその人だよ!!と言いたくなりますが、そう簡単にいかないところがまた良いのです。
どっぷりした溺愛がお好きな方は必読です!!!
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
完結おめでとうございます♡
誰かの特別になりたいけど特別を作るのが怖いきゆちゃんと好きな子のそばにいたくて好きな気持ちをひた隠しにするよだかくんのお話、勇気を出して関係を変化させることへの難しさや葛藤がとても丁寧でドキドキしました⟡.·*.
ちゃらく見えたよだかくんの本気具合ももっと臆病かと思ってたきゆちゃんの周りの優しさもとても温かくて優しい人たちに囲まれた2人が幸せそうに笑う様子が見られて本当に良かったです(*´꒳`*)
2人とも慎重で重めな分、ちゃんとぶつかりながら末永く一緒にいそうだなって思いました。
あと店長さんまじ何者。。。可愛い見た目で達観してて凄かったです( ˙꒳˙ )
最高でした
試し読みで読んで面白そうだったから一気に買って読んじゃった。
何より絵がめっちゃ綺麗ですき。
内容も変なドロドロな関係もなくてスっと気持ちよく読めた。
ヨダカ君がずっと好きだったのもイイ!きゅんきゅんした。
次の作品も楽しみすぎる♪
優しい優しいお話。
はぁー✨
癒されました!
心にそっと寄り添ってくれる。でも、ただ甘いだけじゃなくて、前に進めるようにそっと見守ってくれるそんな読後感。
きゅーちゃんとよだかくんの優しさは周りの人にも広がってるなぁと。
幸せな結末で、、途中から涙が止まらず読み進めていました
この巻の登場人物のどの言葉にも深い意味がありじっくりと読んでいました
とにかく、きゅーちゃんとよだかくんが一緒になれて良かったーー
両思いからのストーリーも私が納得できるほどの長さがあり余韻に浸れたのが、、嬉しい作品ですね、、
何度も読み返す作品の一つです
山吹子先生、、素晴らしい作品を有難うございます
匿名
恋愛童貞が好きな方
本命童貞ともいう、あのジャンル。
いわゆる女にだらしない男が、本命にだけタジタジになってしまうやつ!
あれの結晶みたいなマンガです。
こちらはヒロインのこじれ具合もあって、かなり良い!
三巻とは思えない密度で美しくまとめられていて、読後感も良い……。
それにしても、このジャンルは人気だと思うんですけど、バシッとした固有名詞がないんですよね。恋愛童貞?本命童貞?わかりません。
同ジャンルをあげれば
「いっそあなたがトドメを刺して」
「クズと初恋」
「好きになるまで傷つけて」
とかも好きです。
本作もオススメです!
Posted by ブクログ
一誠くん、お前いいやつだな…!涙
あとマシュマロちゃんが爆裂かわいい。
やっと!やっと!
お互いが勇気を出して両想いに。かわいい。
それを見守る周りの人たちの優しさもかわいい。
(特に部長にはほっこり)
(あとセンちゃんがとても良い!)
すごくかわいくて優しい物語なんだけど
とても大切なメッセージもあって
「理不尽に疎まれたり 傷つけられることがあっても
(中略)自分を愛することを忘れないでね」
オーナーがきゅーちゃんに伝えた言葉。
この後のメッセージ含めてすごく大切な言葉で
自分自身にも刺さるというか…
お守りになる言葉だなぁと。
最初から最後まで可愛くて優しくて
とても良い物語だった。
カバー下のマシュマロちゃん物語もかわいい!