【感想・ネタバレ】生きものがつくる美しい家のレビュー

あらすじ

家を建てるのは人間だけじゃない!

巨大な鳥の巣から、小さな深海生物がつくる巣まで、
さらには鳥や魚たちの求愛の場や、チンパンジーの日替わりベッドなど、 住む環境に合わせて巧みにつくられたさまざまな生きものたちの「家」、
全121種類をイラストで紹介。

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Posted by ブクログ

とても良かった。イラストがすこしゆるいのも好み(もちろん、適確に描かれているが)。主に鳥類の器用さにはしみじみ驚く。巣はまた、いきものの体の拡張でもあるのだな。

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2024年07月15日

Posted by ブクログ

絵がきれいで読みやすいし、こういう本にありがちな、いきなり気持ち悪い(語弊があるけど)虫なども出てこないので虫が怖い人も安心して読める。
(※蜘蛛は出てます)
東屋を作る鳥が芸術家みたいで面白いが、そうする理由の考察がちょっと切ない。

読みながら、本能でこんなに編んだり積み上げたり栽培したりと、多彩で創意工夫に飛んだ巣作りが出来るものなのかと感動した。
人間が生きるのに精一杯でまわりの生き物のことを疎かにしがちだけど、その生態を知ると小さい虫でも尊敬してしまう。

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2024年04月19日

Posted by ブクログ

動物たちのスゴい巣が、鈴木まもる氏の美しいイラストで、丹念に描かれている。動物たちの利にかなった巣には感心させられた。

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2023年11月14日

Posted by ブクログ

感嘆しながら読んだ。それほどに、生きものが紡ぎあげる家(巣)は素晴らしい。芸術作品のようだった。さまざまな生きものの巣事情を著者本人のイラストを交えて解説している。作った生きものの紹介を「作り手プロフィール」としており、親しみやすく、より生きものの生態を調べたくなる。実際ニワシドリの事を少し調べた。「庭師鳥」と書くほどのあずまや作りの職人で、「そうなっている」とはいえまるで意思を持ってせっせと作っている姿を想像するのはとても楽しいひとときだった。蜘蛛の糸で葉を縫い付ける、籠のように編んでいく、などができる生きものの驚くべき生態を知り、人間顔負けの建築家たちに頭が下がる思いだ。
本書は2015年出版の改訂版である。今まで知らずに読んでこなかったことを後悔するほど、良い本だった。地球で住んでいる生きものは人間だけではない、という著者の言葉が大きく響いた。

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2023年09月12日

Posted by ブクログ

〈本から〉
イノシシは、大型の哺乳類としては珍しく巣をつくります。ススキなどの草をかみ切って積み上げ、ドーム型の巣をつくるのです。体温を奪われやすい子どもを寒さや風雨から守るため、巣は一時的に利用されます。
メスは1回の出産で2~8頭の子どもを産む。

巣の出入り口を長くするのは、サルやヘビに襲われないためですが、カッコウの仲間に托卵されるのを防ぐためでもあります。カッコウの仲間畑世界に約140種。その多くがほかの鳥の巣に卵を産み、その巣の親鳥である宿主に子育てをさせ、自分では子育てしません。

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2024年07月24日

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