【感想・ネタバレ】65歳からおとずれる 老人性うつの壁のレビュー

あらすじ

幸福な高齢者になるには、65歳からおとずれる「老人性うつ病」の壁を乗り越えることが必須です。
うつ病の有病率は高齢者ほど高く、20人に1人がうつ病に苦しんでいると言われます。70代前半までは、認知症よりうつ病の患者の方が多いのです。
実際は少なくないうつ病なのに、認知症や加齢のせいと間違えられて、家族や医師に見過ごされ、本人も気付かず、放っておかれることが多くあります。
「物忘れが増えた」「体のあちこちが痛い」「最近、体調が悪い」「ため息をつくことが多い」「夜何度も起きる」といった症状は歳のせいだと思われがちですが、高齢者の場合、実はうつ病がその原因であることも珍しくないと著者は言います。
この本では、高齢者のうつ病の症状の特徴や、認知症との見分け方をくわしく解説します。
「うつ病」は認知症や加齢と違い、薬やカウンセリングで治すことができるのも大きな特徴です。早期に発見し、治療につなげられれば、重症化やもっとも避けるべき自殺のリスクを減らすことができます。「高齢者のうつ病は、薬が効きやすいという特徴もあります。そういった意味でも、できるだけ早く治療に結びつけて、本人の苦しみを取ってあげることがとても大切です」(著者)。
また、「予防には、かずのこ、鶏卵の卵白、かつお節、大豆製品、乳製品などを摂るようにする」「運動はのんびり歩く散歩で十分」「うつ病になりやすい『心に悪い12の考え方』」など、摂りたい食材から、睡眠・運動などの生活習慣、考え方のコツ、最新の薬物療法まで幅広くアドバイスします。
30年以上にわたって高齢者の精神医療に携わってきた著者が教える「うつに強い人間になって、人生を楽しむための一冊」です。

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Posted by ブクログ

高齢になると、以前は几帳面にできていたことが出来なくなるし、定年後は組織の上に立っていた人がただのおじいさんになるし、他人の意向を自分に優先して我慢してしまうし、元々うつになりやすい性格が、より一層うつ発病に強く影響するのでしょう。
また、老人はテレビをよく見るそうですが、テレビが「かくあるべし」思考を植え付ける、という著者の意見には賛同します。
予防するための生活習慣、特にストレスをためないための方法は、老人に限らずどなたにも有効なアドバイスだと思いますので、私もこれから実践していこうと思います。
心に悪い思考パターンも本書にはまとめられていて、手元に置いて随時手に取って読み返したい本です。

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2025年02月01日

Posted by ブクログ

「うつ病」は認知症や加齢と違い、薬やカウンセリングで治すことができるのも大きな特徴。早期に発見し、治療につなげられれば、重症化やもっとも避けるべき自殺のリスクを減らすことができ「高齢者のうつ病は、薬が効きやすいという特徴もあります。そういった意味で、できるだけ早く治療に結びつけ、本人の苦しみを取ってあげることが大切‼️
うつ病を予防・改善するために、摂りたい食べ物から、生活習慣、薬まで幅広くアドバイス
うつに強い人間になり人生を楽しむための一冊
老人性うつ病を防ぐ8つの習慣とは?
●牛乳や大豆製品食品でセロトニンの材料を摂る
●コレステロールは高めのほうがいい
●午前中に太陽の光を浴びる
●運動はのんびり歩く散歩で十分
●映画や読書で感情を動かす
●十分な睡眠で脳の疲れを取る
●一人酒や寝酒は避ける!?
●ストレスをためない、避ける

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2025年04月29日

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