あらすじ
祖父が死んだ――二億の遺産と、一人の少女を遺して。
高校生の詩音(しおん)は高圧的な父に反抗し、孤独に生きてきた。
しかし祖父の遺言で五歳の少女・龍音(りと)の面倒を見ることに。
隠し子と噂される龍音は、遺言では《龍の子》とされていた。
他人に頑なな詩音と感情に乏しい龍音。ぎこちない共同生活の中、二人は次第に歩み寄っていく。
だが龍音が人ならざる力を使う場面に遭遇し、詩音は戸惑う。
《龍の子》とは……真実を求め紐解いた祖父の手記には、龍音の使命が記されていた。
不思議な少女と、世界の秘密に出会う、ひと夏の物語。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
祖父の隠し子と生活を始める事となった主人公。
アニメ映画を観ているような感覚で、楽しく読めました!
そして、ボロボロ泣きました!!
脳内でアニメ化された映像が流れる体験ができるのは、作家さんの文章が分かりやすく表現が的確で豊かだったからだと思います!
隠し子を含め、家族愛を感じられる素敵な作品でした!
Posted by ブクログ
表紙好きだなぁ。
おじいちゃん、最期に龍の子を託さないといけなくなった時に、詩音に話してあげてほしかったなぁと思ったり。
結果的には、あの遺言で一族巻き込んで大騒ぎになったおかげで丸くおさまったんたんだろうけど。
Posted by ブクログ
まあまあ。えらい推されてたんで読んでみた。
神様の御用人を彷彿とさせる感じ(主観)
幼児な神様というのは、まあテンプレとしては嫌いではない。
かわいいからな。
主人公の詩音は、『薫る花は凛と咲く』の凛太郎とかを思い起こさせる。
嫌いではない。
なんかこう、もうひとつ足らん感はあった。