【感想・ネタバレ】少女星間漂流記のレビュー

あらすじ

馬車が銀河を駆けている。馬車を模した宇宙船が。
乗っているのは、この風変わりな宇宙船を造った科学者・リドリーと、相棒の内気な少女・ワタリ。
環境汚染で住めなくなった地球を後にして、二人は馬車を走らせる。目指すは、地球に代わる安住の星。
けれど、二人が訪れるのはどれも風変わりな星ばかり! 万物を生き返らせることができる神のいる星、運が良い人間ほど偉いとされる星、無数の図書館ばかりがある星……変わった星々に、二人の少女は翻弄されてしまうことも……。
「次こそ住める星だといいな」二人は今日も、広い宇宙を旅している。

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Jun

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安住の星を探す二人の少女の物語は、機知に富んだものから毒気を孕んだものまで物語性の幅が広く、多いに楽しませてくれた。主人公たちはそれぞれの強みが明確に打ち出されており、お互いに欠けた部位を補い合う関係性が好ましい。各話が1つの星で完結するので短く纏まっており、移動時間や休憩中の読み物としても適していた。流麗な文体が読みやすいだけに、いくつか見て取れた誤植は勿体なく感じる。

#ドキドキハラハラ #深い #ダーク

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2024年10月03日

Posted by ブクログ

短編集ぽくて隙間時間にちょこちょこ読み進められた。2人の相棒兼恋人のような関係性がすごく素敵で読んでて尊かった。
お互いがお互いを補い合ってていい関係だし、ストーリーとしてもSFまじりの感じも面白かった。
すこしグロめの描写もあるけど1話が短いのでサラッとしてて読みやすい。
イラストも可愛くて素敵でした。

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2025年12月01日

Posted by ブクログ

楽しい。地球文明滅亡後、二人の少女が永住できる星を求めて宇宙を旅する短編小説だが、星新一のような、『キノの旅』のようなシュールさ、愉快さ、怖さ、切なさが同居している。
彼女たちが立ち寄る惑星はそれぞれ癖が強く、一筋縄にはいかない。
シリアスになり過ぎず、ユーモラスで締めるところと緩めるところの落差が上手いのもいい。これは楽しみなシリーズに出会えた。

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2024年09月05日

Posted by ブクログ

〔リドリー〕天才美少女科学者。
〔ワタリ〕荒事専門美少女ファイター。ふだんは人見知りで内気。純粋な人間なのかどうか不明。
〔馬車〕リドリー謹製馬車型宇宙船。移住先を探すための脚。ふだんは小さくして小物入れに収納している。
〔小物入れ〕ドラえもんポケット。
〔ワタリのスカート〕ドラえもんポケット。
地球〕滅びた。
〔感想〕知ってる人なら十人中十人『キノの旅』を想起すると思いますが人型以外の知的生命体も出せるのはこちらが有利かも。旅の目的はシズさま一行と同じく移住先探し。後は、読者にとってどっちが合うか、ですね。いや、どっちかが合う人はもう一方も合いそうです。

【旅の行程】神の星(神がいる)→運の星(運がいいほどエラい)→愛の星(恋人ができる)→焔の星(植物人間たちがいる)→本の星(本の精霊がいる)→悪の星(悪魔がいた)→環の星(狼と豚がいた)→話の星(地球人、テールがいた)→光の星(神がいる)→闇の星(遭難した地球人がいた)→鳴の星(口の大きな星人がいた)→謎の星(スフィンクスっぽいのがいた)→甘の星(チョコレート屋があった)→精の星(花の精霊がいた)→夏の星(ワタリの故郷がいた)。

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2025年08月30日

Posted by ブクログ

とても短いストーリーがたくさん詰め込まれた小説で、読みやすかったです。残酷な星や悲しい星もありましたが主人公2人がさらっと最強で、押し付けがましくないのも良かったです。

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2024年10月11日

Posted by ブクログ

宇宙を舞台にした百合百合なキノの旅。
宇宙が舞台なだけにいろいろと人外なものも出せて
星野之宣の2001夜物語のほうが近しいかな。
二人いることで役割分担もできており、ある意味メリハリが
でたかな、と。
ちょいとスーパー過ぎるけど。

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2024年07月07日

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