【感想・ネタバレ】俯瞰する力 自分と向き合い進化し続けた27年間の記録のレビュー

あらすじ

「天才の息子なんだから、自分もその可能性があるかもしれない」
なんて心の片隅で思っていたが、残念ながら……
自分は天才ではなかった。
もっと言えば、センスすらなかった。
その事実を早々に思い知らされ、
ジョッキーとして等身大の自分と向き合い続けた27年間――。
(本書「まえがき」より)

誰もが「天才ジョッキー」と評する父・福永洋一が果たせなかった
日本ダービー制覇、無敗のクラシック三冠。
まさに全盛期のトップジョッキーが突如、調教師に転身――。
その大きな原動力になったものとは?
自身の才能を見極め、己と向き合い続けた男の
「思考」と「決断」の軌跡。


【目次】
まえがき──「最初の決断」
第1章 コンプレックス
第2章 岩田康誠
第3章 執着
第4章 慢心と攻撃
第5章 ダービー
第6章 欲のコントロール
第7章 直感と心の声
第8章 影響~福永祐一を作った人々
第9章 パーソナリティ
第10章 転身
「最後の決断」――あとがきに代えて

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Posted by ブクログ

ネタバレ

さすかに福永先生は言語化がうまい。
調教師を定年で引退された後はぜひ解説者になってほしい。
2003年から競馬を始めたわたしとしてはこの20年をつぶさにみており、(コントレイルの引退式や国内最終騎乗セレモニーにも立ち会えた)
数々の記憶と照らし合わせながらとてもおもしろく読めた。
こんなにも劇的な人生なのに、執着心を持たない性格ということをバックボーンに、さらりと書いているところがよい。

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2024年05月02日

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