あらすじ
類い稀なる画家としての才能を持ちながらも、周囲の期待とプレッシャーに耐えきれず薬を服用してしまった少女・燿。静養のために元精神科医師が所有する湖畔の別荘を訪れるがそこの住人は皆どこかがおかしくて――?狂気と向き合う少女を描いた表題作ほか、“修一郎と薫”シリーズの前日譚、「酸漿抄」「海の瞳」などを収めた傑作集!
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どの話も良かった
大正抒情ロマンの修一郎と薫シリーズの、薫と出会う前の修一郎のエピソードが二つ入っています。
特に燁子との出会いはこの後の重要なエピソードなので、修一郎と薫シリーズの単行本第一作「六月の賦」の前に読んでおくのが良いと思います。
他の2作も少しサスペンスの要素もあり面白かったです。
特に「紅い月」は舞台は江戸時代ですが、現在執筆されている華麗なる愛の歴史絵巻シリーズの原点のような感じですね。