あらすじ
宮中を駆けるヒストリカル中華風BL
時は戦乱の世。兄弟のように、はたまた番の鳥のように仲が良い天陽と雨流は、とある国の精鋭部隊に属していた。二人は共に暮らし、共に戦い、絆と愛を深めたが…別れは唐突に訪れる。雨流は敵地にて、最期に約束と口づけを残して絶命してしまった。そして二年後、天陽は雨流との約束を支えに生き続け、敵将・欠月を討つべく奇襲を仕掛ける。しかし、振り返った欠月の顔は懐かしく愛おしい雨流そのものだった。「この男からどうしようもなく雨流の匂いがする」――欠月は何者なのか?失くした愛の行方は?中世の宮中を駆けるヒストリカル中華風BL、開幕。
※この商品は「千年紀末に吠える恋」を1話ごとに分冊したものです。
(C)2025 Ayato Miyoshi
感情タグBEST3
名前って大事なんだなって思った
欠月の名前の由来に心を痛める天陽に、同じように共感を覚えた。
誰かが心を寄せて大切なものとしてあつかう名前を、天陽に呼んで欲しいと求めたのは、争うまでもなく好意から。また天陽が窮地に立たされた時、激情する欠月をみて私の心は震え上がった。
急激に人間の心になって行く欠月に喜びを覚えるも切なさが増す展開になって来た。