あらすじ
婚約者の一花が病気でこの世を去った――。哀しみにうちひしがれる僕に一通の手紙が届く。送り主は亡き恋人。そこに記してあったのは、「謎解き」だった。彼女から出される謎を解いていくたびに、明かされていく恋人の想い。喪失と再生。「誰かを愛するということ」の大切さが胸にささる、涙なしでは読めない恋愛ミステリー。第6回「双葉文庫ルーキー大賞」受賞作。
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Posted by ブクログ
NHKFM青春アドベンチャーを聴いて原作も読みたくなった、恋愛ミステリーと言いたいところだが宝探しのようだった、少女マンガのようで流石ラノベと言いたいところだが、ラノベから有川浩や町田そのこが出現した過去から思えば今後を期待したい、主人公桐山の婚約者一花は恋人を一人残すことが切なくてちゃんと後釜の円山さんを用意していたことになるが、とどの詰まりが妹の薫子だったと言うのはちょっと甘くやはりもっとどんでん返しが欲しかったかな。
Posted by ブクログ
「号泣必至」と書いてあるようなものって読むの抵抗あるというか、少し身構えてしまうのだけど、これは読んでよかった。
彼女が彼のことをどれだけ理解して、信頼して、愛していたのかが読み進むごとに胸にささった。
今の自分にも大切な人がいるからこそ、より強く思った。
自分がいなくなった後、大切な人が前に進む障害になってしまうと分かっていても、私だったら、最期は側にいてと言ってしまうかもしれない。多分そこに正しいとか間違いとかないけれど、一花は強い。