あらすじ
白川教授によって開発された「怪異調査」アンドロイド・アリサは月代中学校に存在する奇妙な怪談を検証することに。少女型の試作ボディに記憶と人格をコピーした彼女は、中学校に潜入&「異常存在リサーチ部」の生徒と共に様々な「怪異」の真相を突き止めていく。だが、謎が解き明かされるにつれ、アリサの周りでは少しずつ違和感が生じ始めた。そして白川教授にも、どうしても思い出せない記憶がひとつあり――。
話題の新感覚ホラー×SFエンターテインメント、待望の続編が登場!
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
アンドロイドなら人間と違い呪いを受けない、という斬新な設定に驚いた前作。
その言葉には間違いはないが小さなズレがある。それは「アンドロイドなら」、という点だ。
兆候は思い返せば今までたくさんあった。
新しい視点を常に開拓しどんどん突き進み置いてけぼりにしていく、この面白すぎるシリーズがどうか終わりませんように。いや、姿が見えども掴めない影にはどうか近付けますように。
Posted by ブクログ
何回隧道をくぐる行為を行えば元の世界に戻れるのか。
怪異に踏み込み過ぎると元いた場所や知っていたひと、記憶、全てが知っていたこととすり替わってしまう。
もしも、あちらの世界へ行ってしまったらもう二度とこちらには戻れないかもしれない。
怪異とはそういうモノも含まれて、隣り合うこことは少し違う世界への入り口をあちこちに隠しているのかもしれない。
そんなふうに楽しめる物語だった。
ないわーと思うのが全裸ジョギング。これ絶対ここじゃない世界ってことだし、アリサはまだ戻ってこない。
続きお願いします!
Posted by ブクログ
続編。怪異。記憶。中学校。七不思議。鮎川浩紀。夏川。東雲。左が右。右から左に。全裸ジョギング。身捧げ。毎月飛び降りるのが当たり前。桶狭間。かつての仲間?トンネル?
Posted by ブクログ
様々な不思議現象に対する調査結果が気になり、どんどん先を読み進めてしまった。
また、アンドロイドであるアリサとその他登場人物との絡みが魅力的に感じた。
Posted by ブクログ
シリーズ第2弾。今度は学校の怪談。アリサちゃんが小さくなって大活躍(?)。前回にも増して冴え渡るアンドロイドジョーク。中盤の世界がぐにゃりと歪んでいくような展開は人間の認識そのものを揺さぶってくる。そしてラスト1行の余韻よ、、、