【感想・ネタバレ】すべては子どものためだと思ってたのレビュー

あらすじ

【あらすじ】
専業主婦の土井くるみは長男・こうたに特別じゃなくても普通の幸せをつかんでほしいと考えていた。
しかし、こうたは体が弱く、自己主張もあまりしないことから小学校のヒエラルキーが下であることを知ってしまう。
また、こうたが進学予定の地元の中学校は生徒の素行のせいで評判が悪いということを知ったくるみは、親が行動しないと子どもに普通の幸せを与えられないという思いからこうたの中学受験を決意する。
受験勉強を頑張るこうたのために様々な情報を仕入れて実践していくくるみ。だが、くるみの思いはこうたを、家族を次第に追い詰めていくのだった――。
果たして「子どものため」の正解とは? 毒親問題に切り込む挑戦的セミフィクション。

【解説】田房永子(漫画家・コラムニスト) 「モンスター母に抵抗できる唯一の武器」

【「シリーズ 立ち行かないわたしたち」について】
「シリーズ 立ち行かないわたしたち」は、KADOKAWAコミックエッセイ編集部による、コミックエッセイとセミフィクションのシリーズです。本シリーズでは、思いもよらない出来事を経験したり、困難に直面したりと、ままならない日々を生きる人物の姿を、他人事ではなく「わたしたちの物語」として想像できるような作品を刊行します。見知らぬ誰かの日常であると同時に、いつか自分にも起こるかもしれない日常の物語を、ぜひお楽しみください。

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

よくある中学受験押し付けの話かなと思って読んでみたら、もっと闇が深い毒親の話で驚いた。
あと絵がすごい怖かった。ふんわりした基本の絵からの変化にびっくり、作者さんすごい。

小学生を持つ親としては、本人がやる気になるまで口は出すまいと思うが、つい色々言いたくなっちゃうんだよなと共感。自分も毒親の資質があるのかと思うと心から恐ろしい。
せめて、スマホや本で他人の子育てを参考にしすぎて、自分軸ブレブレになるのはやめようなと自戒しました。

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2025年03月05日

Posted by ブクログ

ネタバレ

毒親を題材とした作品。主人公は子ども想いのどこにでもいる母親だが、とある出来事を転機に過保護がエスカレートしていき、家族もろとも泥沼に引き摺り込まれていく。また後味の悪く趣旨が見えにくい結末ではあるが、個人的には解説文が良い味をだしうまくまとめられていると感じる。反面教師の良い題材であり、自身の子どもを信じる力を試される良作。

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2024年01月21日

Posted by ブクログ


Twitterじゃない、Xで
ちょっと怖い話や
お年寄りにキュンとした出来事などを
挙げている著者
毎回楽しみにしているが
本を読んだことがなかったので
今回手に取った

「特別じゃなくていい、立派じゃなくてもいい」
「ただこの子が健康で誰かと
一緒に笑って、幸せに生きてくれたら、
それだけでいい
と産まれた時は思っていた母親くるみだったのに

過干渉や管理していく母親くるみの様子や
こうたや妹こころの心情がよく描かれていて
うぅーと苦しくなりながら読んだ
しろやぎ秋吾さんの漫画の上手さよ
♪( ´▽`)

「この地獄からいつか必ず逃げ出す
それだけが私たちの希望だ」
で話が終わっていることが、
なぜかホッとした
立ち向かえる力を子ども達が
持っているから( ^∀^)




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2024年05月20日

Posted by ブクログ

怖い怖い……ホラーなのよ。
親子間(とくに未成年の子ども)の犯罪の一部は、こうやって起きるのかも…と思わされる。
最初は子どもの心配からはじまって、親が先回りしていろんなことを主導するようになり、それが次第に行き過ぎて……まったく自分と関係のない話とは言い切れないのも怖い。

心配なんだけど、そしてものすごく大変なんだけど、やっぱり子どもの生き方に口を出すのではなく、見守ること。
その大切さを改めてかみしめた。

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2024年12月12日

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