あらすじ
織家紗奈は、横浜で建築を学ぶ大学生。
天才建築士・天木悟の事務所に住み込みでバイト中だ。
天木は人気の建築士である一方、建築知識で事故物件を再生する活動をしている。
彼がかつて設計し、事故物件となった「白い家」を救うのが目標だ。
そんな天木に乞われ、織家は霊が見える力を活かして、彼の調査に協力することに。
幽霊に恋する女子大生、隙間から覗く目、そしてついに「白い家」の謎が明らかに!?
事故物件事件簿第2弾!
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
有名建築士・天木悟とその助手となった霊感もちの女子大生・織屋紗奈が事故物件の調査に取り組む『事故物件探偵』シリーズの第2巻。
前巻も面白かったが、今回もすごく面白かった。紗奈の友達やオカルト系YouTuberなど面白い新キャラも出てきた。
第2話の「隙間の女」は怖かった。
天木の建築士としての忘れられない家であり、紗奈の憧れにもなった"白い家"のエピソード。読みごたえがあった。
前巻からシリーズのメインとなっていた"白い家"は解決に至ったが、この『事故物件探偵』シリーズが続いてくれればいいなと思った。
Posted by ブクログ
このシリーズは幽霊や妖怪は実在するという前提の事故物件ものですが、幽霊とはいえ生前の経験や常識にある程度縛られるという考えかたは面白い。それゆえに壁抜けなんかはできないし、自分で決めたルールにも縛られる。
この巻で1つの決着を得ますが、シリーズは続くのかな?
Posted by ブクログ
幽霊に恋する女子大生、隙間から覗く目、そしてついに事故物件となってしまった「白い家」の謎が明らかに。なかなかのおぞましさだった。紗奈に友人が出来たり新しいキャラが登場したりとまだまだ続いて欲しいシリーズ。
Posted by ブクログ
まさか「白い家」の件が今回で解決するとは思わなかった。
今回で完結ということだろうか。
オカルトネタでも最強ならぬ最恐クラスのネタと蠱毒の合わせ技から生み出された「白い家」の化け物は、まさしく最恐だった……
取り敢えず、自覚なしとはいえ原因の一端を担った斑間さんは一発殴らせていただきたく。
懲りてくれよ、寧ろ何で最終的に懐いてるんだ。
前作は折角見取り図掲載しても使い道ない展開だなと思っていたところ、今回はバリバリ活用されたイメージ。
そうこなくっちゃ!
怖さは「白い家」は勿論のこと、その前の「隙間の女」もなかなか怖かった。
その撃退方法が逆転の発想だったのも面白かった。
「白い家」も前提を覆していくのが突破口だったし。
「白い家」、例の必須アイテムを使い切った点でオチの展開読めたのが、ちょっと個人的には残念だったかなあ。
「ですよねー」と思ってしまったので。