あらすじ
「試しに小説と同じこと、してみればいいんじゃねぇの?」
共通の趣味である「小説」をきっかけに仲良くなった、中学生の積川萩人と枝折景。
枝折が書いて、積川が読む――そんな心地の良い関係は、中学卒業を目前にして、簡単に壊れてしまった。
絶交して数年、偶然にも大学で再会した二人。
気まずい空気の中、積川は枝折から書きかけの原稿を無理やり手渡され、昔のような関係に戻りたいと懇願される。
しぶしぶ原稿を受け取る積川だったが、枝折が書いていたのは同性同士の、どこかリアリティのない恋愛小説で――。
《収録内容》
◆『書き損ないのつくりごと』1~5話
◆描き下ろし10p
◆電子限定描き下ろし漫画
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叙情的だなぁ
小説を書くという事は、内面をさらけ出すという事だと、この作品を読んで確信した。好きな人に自身の書いたものを読んでもらう羞恥と高揚、それがとてもよく描き出されていた。
中学の同級生。感情の拗れで疎遠になったが、大学で偶然再会する。
過去と現在が混在するコマ割りと、吹き出しでは無いセリフが、誰の感情なのか少しわかりにくかった。
作品としては文芸的で画風とよく合っていた。