あらすじ
「試しに小説と同じこと、してみればいいんじゃねぇの?」
共通の趣味である「小説」をきっかけに仲良くなった、中学生の積川萩人と枝折景。
枝折が書いて、積川が読む――そんな心地の良い関係は、中学卒業を目前にして、簡単に壊れてしまった。
絶交して数年、偶然にも大学で再会した二人。
気まずい空気の中、積川は枝折から書きかけの原稿を無理やり手渡され、昔のような関係に戻りたいと懇願される。
しぶしぶ原稿を受け取る積川だったが、枝折が書いていたのは同性同士の、どこかリアリティのない恋愛小説で――。
《収録内容》
◆『書き損ないのつくりごと』1~5話
◆描き下ろし10p
◆電子限定描き下ろし漫画
感情タグBEST3
匿名
しっかりしたストーリーが好きなので、好みど真ん中でした。
感情描写が丁寧で、読んでいてこちらまで苦しくつらくなる箇所もあり、またその分しあわせになる部分も多かったです。
今後何度も読み返す作品になると思います。
(横顔の描写がどれも美しくて見惚れちゃいます!)
人間味
学生時代の不安定な感情や人間関係が滲み出ててすっごくよかった。中学生でも大学生でも、もしかしたら大人になったってうまくコントロールできない、表現できない気持ちがあるんだってことを思い出しました。
大変によい作品でした
作者の作品が大好きで購入しました。元々無い語彙力を更に失う程激しく良いです。BLなんて略し方でまとめられん…これは同性同士の恋愛…同性同士の葛藤ある恋愛や…良い…!と読みながらガッツポーズが出ました。同好の士には是非読んで頂きたいです。是非試し読みだけでもよろしくお願いします。作者名平仮名表記で「うひじ」の「ねこのいぬ間に」もよろしくお願いします。ねこはいます。
叙情的だなぁ
小説を書くという事は、内面をさらけ出すという事だと、この作品を読んで確信した。好きな人に自身の書いたものを読んでもらう羞恥と高揚、それがとてもよく描き出されていた。
中学の同級生。感情の拗れで疎遠になったが、大学で偶然再会する。
過去と現在が混在するコマ割りと、吹き出しでは無いセリフが、誰の感情なのか少しわかりにくかった。
作品としては文芸的で画風とよく合っていた。