【感想・ネタバレ】横浜コインランドリーのレビュー

あらすじ

そこは心のモヤモヤを洗い落とせる場所。
困った洗濯物も人に言えないお悩みも
コインランドリーで解決します。
心がすっきり&ふんわりする物語。

中島茜は新卒から三年間働いたブラック企業を辞め、家に引きこもっていた。このままじゃ駄目だと、半月ぶりに洗濯を思い立ったものの、洗濯機が故障。途方にくれた茜は、近所で見つけた「ヨコハマコインランドリー」に駆け込む。洗濯相談も行うその店で、店長の新井真奈と出会い、話をするうちに、いつしか茜の心は軽くなり……様々な悩みを抱える人々が集う、心の洗濯物語。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

心を落ち着ける作品にしては珍しく
マイナスな言葉がストレートに書かれている。

こういう本を読むと、心が綺麗な人・素直な人が世の中にはいるんだ、それは自分ではないと強く感じてしまうことがあるが、この本にはそれがなかった。
臭いと感じたら顔を歪める、自分に不都合を感じたら逃げる。
そのマイナスな表現が、こんなふうに思ってしまう自分は最低!なんて思わなくていいんだと、すごく楽になれた。

何もしたくない、でもしなきゃいけない、でもやれなかった今日、1日没頭して読んだ。
逃げがちな最近にぴったりな一冊だった。

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2025年11月09日

Posted by ブクログ

ネタバレ

  読んでいたとっても楽しかったです♪
   横浜市民であることもあった勝手にお店の場所を想像したりするのって、私にはとっても楽しい
  洗濯は嫌いではないので、ところどころで出てくるうんちくになるほどと思ったりもし


  そして、何よりも洗濯を通して悩み事を解決していく真奈さんがいい♪

  家で洗濯できる人ばかりではないってことを考えるって大事ですよね。生乾き臭を振りまく洗濯物を持ち込む男性。大事にしまいこんだためにカビだらけになってしまったTシャツ。
  乾燥機に一つ残って、縮んでしまった幼児の靴下。いつまでも洗い終わった洗濯物を取りに来ない客。

  なんて常識のない、と言ってしまえばそこまで。でも真奈はそうしたお客の抱えいる問題とその先にある答えを出してくれる。まさにプロ。

  そして、アイロンがけ。アイロン苦手なので、プロはTシャツにもアイロンをかけることができるのかと驚き。

  読んでいて楽しくて、ほろりとするところもあって癒されました。

今日もベランダにはたくさんの洗濯物が並んでいます。梅雨も明けたし、よく乾くでしょうね(*^^*)

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2024年07月22日

Posted by ブクログ

ネタバレ

3年間ブラック企業で働いていた茜が、仕事を辞め「ヨコハマコインランドリー」で洗濯をするところからストーリーが始まる。
店長の真奈や高岡ファミリー、また多くのお客さんとの交流の中で、茜の心は軽くなり前向きになっていく。
洗濯をして服も心もスッキリする気持ちはよく分かるし、私も「何かお手伝いできることはありますか?」と声をかけられたら嬉しいと思う。茜のように涙が出てしまう気持ちもわかる気がする。
「洗濯」を題材にしたストーリー性も良かった!

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2025年10月13日

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