【感想・ネタバレ】公爵は仮初めの妻を逃がさない(下) ルーニカノベルスのレビュー

あらすじ

私は、君が幸せでないと幸せになれない。

オクタヴィアンが爵位を継ぐまでの期限付きの結婚をしたミレーヌ。母親たちの盲目的で奔放な恋愛に、ミレーヌたちだけでなく、多くの者が苦しめられたことを知る彼女は、オクタヴィアンにだけは恋をしてはならないと自戒する。けれど、彼に惹かれる気持ちは日に日に増していくばかり。そんなある日、ミレーヌの献身により、オクタヴィアンが爵位を継ぎ、公爵となることに。オクタヴィアンは、これまで抑えていた気持ちをミレーヌに伝えるが、逆にミレーヌは、オクタヴィアンのもとを離れる決意をして――!?

【目次】
4章 帰郷
5章 爵位と指輪
6章 どこよりも遠く近い場所
7章 心のままに生きられたなら
終章

【著者】
藤波ちなこ
2014年『ためらいの代償』(ソーニャ文庫)で作家デビュー。近著に『風車の恋歌』(ソーニャ文庫)等がある。

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