【感想・ネタバレ】公爵は仮初めの妻を逃がさない(上) ルーニカノベルスのレビュー

あらすじ

君を妻と呼ぶなんて、大切に扱うなんて、してはならないのに。

家族を捨て、公爵の愛人になった母。その死の報せを受けて公爵家に赴いたミレーヌは、突然、公爵の息子オクタヴィアンと結婚するよう命じられる。正妻の息子であるオクタヴィアンにとって、憎い愛人の娘との結婚は耐え難い屈辱のはず。初夜、「君を愛することはない」と、オクタヴィアンに白い結婚を提案されたミレーヌは当然のことと受け入れた。だが彼は、態度こそそっけないものの、ミレーヌを公正に扱ってくれる。清廉な彼にこれ以上負担はかけたくないと、城の者たちの冷たい仕打ちに耐えるミレーヌだが……。

【目次】
序章
1章 白薔薇の下で
2章 望まぬ花婿、望まれぬ花嫁
3章 心の鍵を外す音

【著者】
藤波ちなこ
2014年『ためらいの代償』(ソーニャ文庫)で作家デビュー。近著に『風車の恋歌』(ソーニャ文庫)等がある。

鈴ノ助

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