【感想・ネタバレ】カラス殺人事件のレビュー

あらすじ

生物学者ネル。博士の知識なくして、この謎は解けない。
英国でシリーズ累計18.6万部突破!
英国Amazon高評価3500件以上 (2023年10月現在)
田舎町の奇怪な殺人事件に美人学者が挑む。生き物トリビア満載の超絶ミステリ!
解説・大矢博子

ネル・ワード博士の専門は生態学。断じて殺人ではない。しかし英国の田舎町の荘園領主ソフィ・クロウズが殺され、事態は一変。現場で動植物の調査をしていたネルは第一容疑者になる。ジェームズ刑事からの疑いを晴らすために、同僚のアダムとともに生き物の専門知識を駆使して真犯人に迫るが…。これは何年も前から仕組まれてきた罠なのか? サスペンスフルでキュートで知的。先が見えない超絶コージーミステリ。

「著者自身が生態学者なのだが、その専門知識の描写が謎解きにかかわってくるくだりは本書の大きな読みどころだ。また人間模様の面白さもある。同僚のアダムといい感じのネルだが、そこへ現れたのが刑事のジェームズだ。ジェームズはネルに一目惚れするが、同時に彼女を疑わなくてはならない。そしていよいよネルが逮捕かとなったとき──ここで「えっ」と声が出てしまうほどの意外な事実がわかる。人は人をどこで判断するか、という大きなテーマがこの物語には隠されている。コージーにしてサスペンスフル、知的にしてロマンティックな一冊なのだ。」――大矢博子(書評家)解説より

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Posted by ブクログ

ネタバレ

なぜ「カラス」なのか最後まで分からずにいたら解説で解決。ネルの酷い目にあってきた過去と殺人の嫌疑をかけられている状況とで憤りを感じる。最終的に真犯人が判明して安堵した。が、ネルをめぐるジェームズとアダムのことはウヤムヤのまま物語が終わりどういうこと?と思っていたらやはり解説で既にシリーズが四作も刊行されていることが分かり読まねばと思う。そのあたりのロマンス展開はお菓子探偵ハンナシリーズみたいなのかなと思った。

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2024年01月20日

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