あらすじ
猫の種族であるケットシーのユオラは、ゴルトヴァルデ家の子息・イグナートに思いを寄せていた。だが使用人としてでも側にいたいと願うユオラに、イグナートは貴族の子息・ヴーレンと婚約したことを告げる。森に縛られ、「生贄」と呼ばれてきたユオラは、イグナートの政略結婚によって役目を終えた。すべてはユオラを自由にするためであったが、ユオラはイグナートが婚約者を愛していると誤解する。そんな中、ヴーレンに呼び出され、自身の出生の秘密について詰問され…?
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Posted by ブクログ
面白かった。好みドンピシャでした!
壱師先生はこれがデビュー作とのことで、それを考えれば星5でもいいくらいの素晴らしい仕上がりだと思います。
ただ惜しむラクは、デビュー作に見られがちな「勢いで設定を盛りすぎ」なところと、序盤かなり読みにくかったとこかな。
それからこれはもうただただルビー文庫が悪いが、イラストがね、合ってなかった。
文章の途中で、イラストが先にネタバラシしてたり「痩せこけて」見えないとか、壮絶な状態だと説明している横のイラストが美しいキャラのままだったりと、大分物語の足を引っ張っていたと思います。これは良くない、本当に。
無名の作家だから仕方ないのだろうけど、ほんとこれは良くないよ。
壱師先生の次作品はぜひ読みたい。