あらすじ
「老後が心配だし…将来的にチャレンジしてみたい!」そう考える人は数知れず――ただ実際に始めている人はめっちゃ少ない、それが株式投資です。このなかなか踏み出せない大きな理由として、“株式投資は恐ろしいもの…、皆さんの脳裏にはそういう思いがあるんじゃないでしょうか!? 残念ながら、あなたのその直感は間違っていません!!!!! 株式投資は――――とっても“怖い”ものなんです。
本作は、人類未体験の株価大暴落となった、コロナ禍(2020年2月25日~)の相場をメインに、専業トレーダーの塩漬けマンが、自らの生活を賭して投資の大海を泳ぎ切った証をまとめたマンガです。株式投資(投機)の深淵を覗き見したい貴方にオ・ス・ス・メ! ※このマンガを読んでも、決して株式投資で勝てるようにはなりません。ご留意ください。 ※1~3話を収録
感情タグBEST3
初心者向け超分かり易い!が割高
本の価格に対して、ページ数があまりにも少ない。
表紙・目次込みで全89ページしかない上に、投資の説明(この巻だと投資信託の概要、商品別のリスクの構造、等)は45ページ程度。
自分は期間限定試し読み無料で読んだから満足感たっぷりだけど、もし購入して読んでいたらレビューは★1だった。
また、今の時代、分かり易くて読み易い初心者向けの投資解説本は、雑誌の特集記事も含めればそれこそ毎日!数え切れないほど出版されていて、併せて、頻繁に変化する世の中の情勢や国の制度(NISAや課税等)が直に影響する分野なので、「いつ書かれた(描かれた)本か」が超重要。この点でも評価が下がる。
ただ!!
初心者には本っっ当〜に為になる!!
何故なら、とにかく分かり易い!!から!!
頭の中にある漠然とした「投資って難しそう」「自分じゃ理解するのは無理だ」的な抵抗感?取っ付き難さ?をサラッとクリアして、ごく自然に知識を植え付けてくる。
投資ハウツー漫画は大量にあるけど、自分が読んだ中では、ちゃんと「漫画」になっているからポイント高い。と言うのもハウツー本は「漫画」になっていない漫画が非常に多いので…
一応コマ割りはされているものの、登場人物のセリフは教科書の説明文さながらで、大量の吹き出しと文章でページが埋まり、イラストは単なる挿し絵と化し、実質的には、図解やグラフの多い「視覚で理解させる系」の書籍(≠ コミックス)であることが大半。
これを踏まえると、レビュー文頭では批判的に「全89ページ中45ページ程しか投資の説明が無い」と書いたけども、一見無駄に感じる「ただの漫画」の部分があるからこそ、1冊の本として眺めた場合、めっさ分かり易い解説漫画に仕上がっているのかも。
もし「試しに読んでみようかな」と思ったその時無料キャンペーンをやっていなかったら、ホントこの価格でたった89ページしか載ってないから、こっち(合冊版)ではなく分冊版の第2巻だけを買って読んでみて、分かり易さ等が自分に合うようであれば、分冊版の第3巻と、こっち(合冊版)の第2巻以降を買うようにした方が良いかと…あくまで個人的な考えですが…
ただ!
分冊版の1巻部分(投資の解説ほぼ無し。単なる漫画)で主人公に感情移入し好感を抱き、作品の雰囲気に馴染んだからこそ、解説が分かり易く感じられたのかもしれないので、こっちの第1巻を買って、頭から通しで読む方が良い…可能性も!