本の価格に対して、ページ数があまりにも少ない。
表紙・目次込みで全89ページしかない上に、投資の説明(この巻だと投資信託の概要、商品別のリスクの構造、等)は45ページ程度。
自分は期間限定試し読み無料で読んだから満足感たっぷりだけど、もし購入して読んでいたらレビューは★1だった。
また、今の時代、
...続きを読む分かり易くて読み易い初心者向けの投資解説本は、雑誌の特集記事も含めればそれこそ毎日!数え切れないほど出版されていて、併せて、頻繁に変化する世の中の情勢や国の制度(NISAや課税等)が直に影響する分野なので、「いつ書かれた(描かれた)本か」が超重要。この点でも評価が下がる。
ただ!!
初心者には本っっ当〜に為になる!!
何故なら、とにかく分かり易い!!から!!
頭の中にある漠然とした「投資って難しそう」「自分じゃ理解するのは無理だ」的な抵抗感?取っ付き難さ?をサラッとクリアして、ごく自然に知識を植え付けてくる。
投資ハウツー漫画は大量にあるけど、自分が読んだ中では、ちゃんと「漫画」になっているからポイント高い。と言うのもハウツー本は「漫画」になっていない漫画が非常に多いので…
一応コマ割りはされているものの、登場人物のセリフは教科書の説明文さながらで、大量の吹き出しと文章でページが埋まり、イラストは単なる挿し絵と化し、実質的には、図解やグラフの多い「視覚で理解させる系」の書籍(≠ コミックス)であることが大半。
これを踏まえると、レビュー文頭では批判的に「全89ページ中45ページ程しか投資の説明が無い」と書いたけども、一見無駄に感じる「ただの漫画」の部分があるからこそ、1冊の本として眺めた場合、めっさ分かり易い解説漫画に仕上がっているのかも。
もし「試しに読んでみようかな」と思ったその時無料キャンペーンをやっていなかったら、ホントこの価格でたった89ページしか載ってないから、こっち(合冊版)ではなく分冊版の第2巻だけを買って読んでみて、分かり易さ等が自分に合うようであれば、分冊版の第3巻と、こっち(合冊版)の第2巻以降を買うようにした方が良いかと…あくまで個人的な考えですが…
ただ!
分冊版の1巻部分(投資の解説ほぼ無し。単なる漫画)で主人公に感情移入し好感を抱き、作品の雰囲気に馴染んだからこそ、解説が分かり易く感じられたのかもしれないので、こっちの第1巻を買って、頭から通しで読む方が良い…可能性も!