【感想・ネタバレ】後宮の薫香妃のレビュー

あらすじ

「贖罪妃」薫香は祖先の罪を理由に後宮に幽閉されている。ある日、めったに人など訪れない自分の宮の前で宦官・黒曜が倒れていた。彼を介抱した薫香は、皇帝の赦しを得て一族の立場を回復したいと協力を頼む。一蹴されるが、薫香は黒曜の《秘密》を言い当てる。その根拠は「におい」。並外れた嗅覚に目をつけた黒曜は協力を承諾する。
翌日、薫香は一躍皇后候補となっていた。皇后になれば全てが叶うはずと語る黒曜の策略だ。しかし早速試練が。薫香は、皇后を目指す曲者ぞろいの四妃の前で、香の嗅ぎ当てに挑むこととなり――。

==人物紹介==

薫香(くんこう)
後宮に幽閉された「贖罪妃」。
皇帝に祖先の罪を赦してもらうことを望んでいる。
並外れた嗅覚をもつ、においマニア。

黒曜(こくよう)
美貌の宦官。
嗅覚を失っており、薫香に探してほしい「におい」があるらしいが――。
不遜な性格。

東けい妃(とうけいひ) ※「けい」はくさかんむりに「惠」
凛とした美しさをもつ威厳のある妃。

北麗妃(ほくれいひ)
武術に優れる豪胆な妃。

西華妃(せいかひ)
計算高く、策謀を好む妃。

南貴妃(なんきひ)
いちばん年若い妃。南の王家の養女。

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

Posted by ブクログ

ネタバレ

予想外に気の強い薫香。フランクな黒曜。嫌いじゃない。
がっつり続く雰囲気だったので、続編を待ちます。

0
2024年06月18日

Posted by ブクログ

ネタバレ

流行りの量産型中華ファンタジーではありますが、主役二人のキャラが良くて、もっと続きを!そして真相解明を待ちたいです。
比較的珍しい『香』にスポットを当てています。

正直なところ、流行りものを書かされた(?)印象で、デビュー作の独特な作風が薄れた気もしますが、文体や雰囲気は持ち味なのだろうな、と思います。
結局のところ、私好みなのです(笑)
次回作も楽しみにお待ちしてます!

0
2023年12月31日

Posted by ブクログ

ネタバレ

後宮こわや、こわや。
薫香はわんこかよとツッコミ入れたくなるほどの匂いマニアで面白かったけど。
四妃の落とし合いに、彼女らの更に裏側にまさかの人物がいたりと、まさにドロドロ。
最後に笑ったのは主役二人ではなく、あの人だったのかも。

ただこの一冊では決着が付き切らず。
黒曜の件も、残りの四妃の件も、次へと続く形に。
だから、ちょっとすっきりしない終わりだった。

0
2023年10月28日

「SF・ファンタジー」ランキング