【感想・ネタバレ】関ケ原よりも熱く 天下分け目の小牧・長久手のレビュー

あらすじ

本能寺の変で急死した信長が残したものは、「天下統一」という概念だった。それに気がついた時、秀吉と家康はどんな行動に出るのか。ともに40代、武将として脂の乗り切った二人が、腹心の部下──家康には石川数正、秀吉には黒田官兵衛──に支えられ、知略を尽くし、命を賭けて睨み合う。真の天下人となるために。秀吉、家康それぞれの視点で描かれる、天下分け目の熱き戦い。

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匿名

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副題「天下分け目の小牧・長久手」とあり、作者さんが「はじめに」と「あとがき」で
「小牧・長久手は誰が天下人になるかを決める戦い」だと仰っているけれど、
話は合戦そのものだけを描いたものではなく、
織田信長が斃れた本能寺の変からスタートして、
織田家の跡目相続の話が
要は信長の息子たちの不甲斐なさのために、
羽柴秀吉VS徳川家康に集約していくところや、
「合戦に勝ったのは家康だが、戦いに勝ったのは秀吉」
という結果になったことが
秀吉と家康の交互の独白によって、わかりやすくかつ面白く書かれていました。

#タメになる

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2024年08月11日

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