あらすじ
58年、わたしは不安を抱えて生きてきた。
場ちがいだ、ここにいるべきじゃない、誰もわたしを気にとめていない。
まわりから浮いている。
でも、ちがう。
どんな世界に暮らしたい? 誰を信頼する? 子どもはどうやって大人になる?
人生の大きな問題に、わかりいやすい解決策なんてない。
不安を抱える人たちに、心から安らげる場をもたらしたい。
少し自分の世界を広げるために、リスクを取ることを恐れない。
誰かといっしょに自分の問題を考えることには、意味がある。
さあ、心の中にある光を、見つけよう。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
流し読みのつもりが、割としっかり読んでしまった。前作マイストーリーの土台があるためすんなりと読めた。
変化に反応するのではなく、応答する。
自由はうっとりする花園ではなく、頭上に上げ続けるバーベルだ。
“気高く生きよう”
すなわち感情を、変化を起こす有用なツールとして行動に変えよう。
色々と胸に残るフレーズがあった。
とにかく色々な変化や自信のなさに押しつぶされそうになるが、わたしも“気高く”生きたいと思った。
Posted by ブクログ
後半の方が読み応えがあった。オバマ夫妻の信頼関係の築き方、実親との関わり関係性、バラク氏実親の人間性、実子の反抗期時代その後など、現在のミシェルオバマさんへの成り立ちへの理解が深まりクリアになる1冊。
気高く生きるためにミシェルが心掛け実行していること。
Posted by ブクログ
「マイ ストーリー」に続くミシェルさんの第二弾。全ての人を包み込み、その存在を認め勇気づける温かさ、庶民的な親しみやすさに、ますますファンになる。「どんな人生を送っていても、ミシェルさんになら肯定してもらえるのではないか」と誰もが思いそうな底抜けの温かさを感じる。
マイノリティ、アウトサイダーとして育ち、そこから道を常に切り拓き続けることがどれほど茨の道であるか。知恵を駆使し努力を重ね今に至っていることがよく伝わる。読むだけで力が湧いてくるような感覚になる一冊。
Posted by ブクログ
これほど世界に勇気と優しさを与えてくれた、立派な女性でも、不安に押しつぶされて逃げたくなる時があるのだと知って、勇気づけられた。
自分が不安に負けないように、自分から自分へ、ポジティブな言葉をかけること。
そして、他人に不安を与えないこと。特に子どもは、大人の顔色に敏感だから、笑顔でハグして「あなたの存在まるごと認めている」ということを分かりやすく伝えること。
小さな成功が不安を和らげること。
どれも困難や悲しみ、ストレスにぶつかったときに、私を助けてくれそうな言葉や対処法。常に心に留めておこう。
特に彼女の母が、いつでも彼女の心の支えになっていることに感動した。私の母もそうであるように、いくつになっても子どもたちの心の拠り所でいられるような母親になりたいと思った。