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Posted by ブクログ
わたしほんとうにこざわたまこさんのタイトル回収が好きなんだよね…最初はなんでこのタイトルにしたんだろう??って疑問に思うんだけど、読み終わってタイトル見たらめちゃめちゃしっくりくる。
1番好きなお話はエールはいらない。
詳細な感想は↓に書きました。
どのお話もそれぞれ刺さるところがあって勉強になったし、自分を振り返るきっかけになった。
Twitter(X)でこざわたまこさんがラジオでのお話をもとに本の名前、明日も会社にいかなくちゃに関しての呟きをしていたけれど、それぞれのお話を読み終わってから考えると、あーあ、明日も会社にいかなくちゃ↓と末尾が下がる主人公が多い気がする。。みんなそれぞれ幸せになってくれー!!
*走れ、中間管理職
タイトルで予想してたのはドタバタお仕事コメディ、みたいなイメージだったんだけど、走れってそれかー!と納得。
走った先どうなったのかが気になるお話だった。
あんなに仲良くしていたかおりに掌を返されてイラッとしたんだけども、ミスを誤ってかおりのせいにしてしまったことも事実なのでもだもだした。
かおりがほんとうはどう思っていたのかも気になる。
*スポットライト
前の話の走れ、中間管理職で走った優紀が退職となってしまって悲しかった。
お酒に弱く、すぐ記憶をなくしてしまったり、何回もハラスメント発言をしてしまったりとヒヤヒヤする場面が多かった。がんばってくれウッチー!
酔って披露できなかった、頑張って練習したダンスを奥さんに見てもらえてよかったねと思った。
お話の序盤だと家族仲が冷めているような描写に感じたから奥さんの手を握った時、ダンスを披露した時、そっけない態度をとられるんじゃないかとヒヤヒヤしたけれどそんなことなくて安心した。よかったねウッチー!
*エールはいらない
この話はわたしの心にぶすぶす刺さって痛かった…
最近わたしは過去の自分の行動や言動が返ってくることが多くて、仁美もまた過去の自分によって周りの協力が得づらい、周りの不満が溜まっている状態になっていてすごくすごく刺さった。
お話の最後のほうで周りのひとたちが仁美への不満を爆発させたシーン、沙也もそのまま加担してしまうのかと自分のことのようにドキドキしていたら仁美を助けてくれたのでほっとした。ありがとう。。
*親子の条件
この話は読み終わってからタイトルをもう一度見て、どれを指すのだろうと考えさせられるお話でした。
親子の条件…お父さんと主人公は酒癖の悪さが似ているから、それが親子の条件ってことかなあ
それともおむつ替えを見られても構わないほど気を許していることが親子の条件かな?これはみなさんの感想を楽しみにしたい
*輪になって踊ろう
見たかったかおり視点のお話で夢中で読んだ。
当たり前だけど、優紀が勘違いしたとは思っておらず、裏切られたと思っているのが悲しい。。
そこで話し合おうと思わずお休みに入るところは、かおりが今までも人間関係で問題があれば避けてきたことが想像でき、相手の事情や視点を考えられないところがあまり人間関係?を経験していないことが想像できる描写にも感じられてこちらも悲しく思いながら読んだ。
わたしも輪に入るのが苦手な人間なので、かおりの過去のお話はたいへん共感しながら読みました。
次で最後のお話。みんなどうなるんだろう。。
*最後の日
最後のお話だから、前の話のどれかの主人公が出てきてハッピーエンドに向かっていくのかな?と思っていたから予想外で面白かった。
ずっと気にしていた優紀が出てきたり、もやもやしていた岸のお話のその後が出てきたりして、前のお話も含めて楽しめた。
残り数ページ、というところで幸雄と栄太の縁が切れかかってしまってハラハラさせられたけれど、締めかたが未来のある文に感じたのでほっとした。