あらすじ
天文学、物理学、数学、生物学……この世界の不思議な現象と美しい学問知識を、絵と文で紹介する図鑑。ベストセラー『知りたいこと図鑑』に続く教養雑学本シリーズ第2弾!
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Posted by ブクログ
カタカナの理系用語が普段使う語彙になく、響きがちょっと非日常で、それをイラストにしてイメージを膨らませてくれるところがいい。
トリチェリのトランペットとか。
原子の語源に言及したり、ガラスを「動きの止まった液体」と表現したりとか、文系が読んでも飽きない文章で書かれていると思う。
「有限の体積をもつにもかかわらず、無限の表面積をもつ図形」なんかは
「人生限り有り 名は尽くる無し(徳川 斉昭)」じゃないんだから、とツッコミたいくらい。
“非ユークリッド幾何学”では橋爪大三郎氏『はじめての構造主義』を思い出したなあ。
理系の人達も仮説を立てて実験して論理を組み立てている。
その仮説を立てる過程は本書の表現を借りれば「手掛かりの少ない昔の人々は、「物語」を作って疑問に立ち向かいました。」
「普段「物語」を愛好している皆様に、こんな素敵な「物語」もあることを知ってほしい。
そんな思いからこの本を作りました。」
だそうだ。
読者ターゲットは物語愛好家だった!
尚、他の本で「火星の夕焼けは青い」というのは知っていたけど、(『宙わたる教室』かな)
本書では地球の夕焼けと火星の夕焼けを並べた絵になっていて視覚的にとてもいい。
あと、正多面体は5つしか知られていなかったのに星型正多面体が発見されたのとか面白い。
・約8.5億年前は1年の日数は400日ほど。当時の地球は現在よりも速く自転していた
・アンドロメダ銀河は1秒間に約100kmの速さで近づいていて、約40億年後にぶつかる
こういう机上で構築されるでっかい話も大好き。
Posted by ブクログ
天文学、物理学、数学、生物学など、「科学」のエピソードを美しい挿絵といっしょに楽しむ本。世界は不思議と発見の連続です。
法則や計算式というよりも物語性のある文章と見開きで完結しているので、理系に苦手意識のある人にこそおススメ。
スキマ時間の読書にも良いですし、創作を志す人にも刺激となることでしょう。
Posted by ブクログ
とにかくイラストがかわいいいーー!
自分の気になるフックを作ってくれるような、深掘りする前のかけらを集めてくれたみたいな本
エーテル
フーコーの振り子
クェーサー
オールトの雲
ディミディウム
プロキシマけんたうりb
エンケラドゥス
プラネットナイン
スプートニク2号、ライカ犬
サンプルリターン
スイングバイ
ミルコメダの衝突
Posted by ブクログ
物質を発見し、その概念ができた理由、言葉の由来、学者か何を考えたのか
ふ〜んと読んでいても、身近にあるものについて知識が増える楽しさがあります
今でも続く天文学の謎、宇宙について
想像するとワクワクが止まらない
Posted by ブクログ
美しいイラストとともに数学・物理・宇宙など理系雑学が記されている。
小説でよく聞くワードもあり、文系も楽しめる本。
タイトルの『世界のかけら図鑑』というのも、いい!学問のかけらを集めた・・・とあとがきに。素敵な物語がギュッとつまって、ずっと眺めてしまう・・・。
火星で見られるという「青い夕焼け」は見てみたいなあ・・・。
Posted by ブクログ
イラストも内容もぜんぶ素敵。
私はあらゆることに詳しくないので、学問の入門書的なものが大好きです。本屋さんで一目惚れして手に取った本ですが、最高でした。
特に天文学、最後の章がいちばん心踊りました。宇宙ひろすぎてびっくりする。アンドロメダ銀河と40億年後にぶつかるらしい。
様々なトピックと綺麗なイラストが4章「生物学」「数学」「物理学」「天文学」にわけられ紹介されている。
知っているものがあるとそれはそれで楽しく、知識が繋がった感覚があるととても楽しかった。
物語が始まりそうな美しい学問知識、読んで良かった。何度も読み返したい本。
Posted by ブクログ
数学や天文学などについての短いお話が、たくさん入っている。
読みやすいので、自分が理解していなくても分かった気がする。そして、賢くなった気がする。
学生時代、もっといろいろな事に興味を持って、勉強すればよかった。
手元に置いておきたい1冊。
Posted by ブクログ
自然科学。遠い世界の様であり、最も身近な存在の「かけら」たち。
ちょっと不思議な柔らかいイラストとともに世界の「かけら」を学べる。
こんなに色々な研究がされている世の中でも、
まだまだ「なぜかはわかっていない」の言葉に
感嘆とワクワクを感じます。
Posted by ブクログ
物理学とか宇宙とか、そういうのを述べた本を読むたびに頭のいい人たちの脳みそはどうなってるんだと思う。凡人が考えもつかないことを探究する頭脳と好奇心には感服する。この本はそんな難関なことを分かりやすく解説していて読みやすかった。挿絵もどれも綺麗だった。寝る前に読むといいかもしれない。
鉱石ラジオって新居昭乃の歌で知ったワードだったけど実在してたんだ。ちょっとビックリ。
Posted by ブクログ
こういう本があってもいいよねという印象。文豪のイラスト化のような必然性の感じない図示があったり、実際の画像などが掲示されていない不満はあるものの、科学探求の入口として話題を広く集めながら、添えられるイラストに可愛げのあるものも多く、自費出版からこの形に持ってこれたのも頷ける。
Posted by ブクログ
素敵なイラストとともに。寝る前にちまちま読んだけれど、数学系は大の苦手で…理解に苦しむページも多かった…
冥王星が準惑星になってるのに驚いた!
衛星に乗った犬のライカの存在には驚愕と絶望。
動物実験もそうだけど、命を犠牲にする研究にはどうも気持ちが納得いかない。薬の開発にも必要なのだろうけれど…。技術の進歩も、よかったのだろうか。原始時代でありのままの人間として生きたいと思うのは、今の時代を生きているからこその傲りだろうか。
Posted by ブクログ
世界ってこういった小さなかけらが積み重なって、できているんだなぁって。
難しい内容も1つ1つ、イラストで表現されているので、理解しやすいようになっている。
未だに解明されていないことも多くあるが、本編に触れて気になることがあれば、また他の作品を読んでみようと!きっかけになる一冊でした!
Posted by ブクログ
「火星の夕焼けは青い」
「宙わたる教室」でやっていた話も載っています。
天文学、物理学、数学、生物学など理系の分野のお話がわかりやすく?書いてあるのかな?あまりよくわからなかった話もあったけど。でもなんだかロマンを感じる一冊でした。
Posted by ブクログ
宇宙、科学、数学分野のトピックを見開き1ページで紹介している本。片側1ページは様々なイラストレーターさんがトピックに関連したりインスパイヤされたイラストを描いており、パラパラ捲るだけで楽しい本。図鑑とあるので勝手にハードカバーだと思っていたらソフトカバー。
シュレディンガーの猫や相対性理論等、勿論片側1ページでは説明しきれないものが多い。その場合は個別に調べるというきっかけになるし、もっと知識を深めるためにお勧めの本もあげられている。全体的には科学についてライトに、楽しく読むのにいい本だ。一気に速読するというよりは、夜な夜な1ページずつ捲って読んでいきたい本。是非紙の本で手元に置いておきたい。
Posted by ブクログ
巷でよく耳にするワードを、綺麗なイラストをまじえて簡単に説明してくれた科学入門書。この本だけでは、その言葉の本質はわからないが、興味あるワードをさらに専門書に進んでいくきっかけになる。我々、人類はたぶん見ることはできないだろうが、60億年後の「ミルコメダ」を見てみたい。
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世界はどうやって作られているのか。学問の根底には誰もがもつ素朴な疑問があり、切実な探究の物語があった。そんな物語のかけらたちを拾い集め、一つひとつ美しいイラストを添えた図鑑。眺めているだけでわくわくするし、触れたことがない分野にも興味が広がる素敵な本だった。
Posted by ブクログ
カシワイさんの表紙に惹かれて購入。想像のヒントになるような、天文学、物理学、数学、化学の切れ端を味わうことが出来る。
それぞれの項目について網羅的に書かれているわけではたいが、関連書籍も多く載せられており、興味を持った対象を深く知るための導線が用意されている。
額縁に入れて飾りたいような装画が多くあった。個人的にはトミイマサコさんの美しいイラストをじっくり見られたのが良かったと思う。
分からないことを少しだけ知って、結局よく分からないまま帰る博物館の帰り道のような本。それでも、わずかな興味の切れ端はどこかに私を運んでくれる。
Posted by ブクログ
読んだというより『見た』。
理系YouTubeで聞いたことあるな?という単語が並んでいるが、解説は少なすぎてド文系の私には意味不明。ここから知的好奇心を広げるには良い足掛かり。
イラストは綺麗/かわいいで、癒される。
また読み返しそう。
Posted by ブクログ
天文系が気になって手に取った。
タイトル通り、かけらがたくさん詰まっている。
理系分野のかけら達だけど、掘り下げるわけではないので文系でも問題なし。プリズム、エーテル、錬金術、ダークエネルギー等々…
イラストレーターも複数人いて、それぞれのテイストが楽しめる。
好奇心を掻き立てられる本だった。
いないけど、子どもがいれば目につく場所に置いておきたいし、いなくても手元において時々ページをめくりたい。
学びの断片をイラストで紡ぐ
学びの断片を美しいイラストで紡ぐ雑学本です。
物理、数学、天文学、鉱物、化学、錬金術など、科学の根源的な疑問を、物語性豊かな文章で見開き完結のページで展開していきます。
たとえば、「世界はどうやって作られたのか?」という素朴な問いから、ビッグバンや元素の誕生を詩的に描き、読者の想像を刺激します。
繊細なイラストが、抽象的な概念を視覚的に魅力的に変える点が秀逸ですね。ただ、情報が断片的ゆえに深掘り派には物足りないかもしれません。
Posted by ブクログ
とても素敵なタイトルだったので、ずっと読んでみたいと思っていました。
ただ、数学系の話は苦手すぎて、中々読むのに苦労しました……。添えられたイラストはとても素敵でしたし、宇宙の話は読んでいてとても楽しかったです。
Posted by ブクログ
綺麗だったり可愛かったり!
数学の分野、科学の分野、物理の分野、天体の分野などなど……
それらの定理だったり法則だったりの流れ、軌跡、奇跡などなどを説明した本。
見開きの2ページで、基本片側に説明文、片側にイラスト。
正直説明は難しかった……分からないだらけだったけど、ただ絵も相まって、理解しやすいんだと思う。理系方面で興味のある方には、とても分かりやすいんじゃないかと思われる。
そしてイラスト、12人のイラストレーターさんが関わってらっしゃるっぽいんだけど、この方はきっちりした感じ、この方は可愛い感じ、この方はハッキリした感じ、この人は淡い感じ……とどの方にも個性があって、それなのにどの方の絵も、怪しさだったり不可思議さだったり神秘だったりっていう雰囲気を纏ってるの、天才すぎる。
だからこそ、理解は出来なくても、文を読みながら、あ、この絵のこの部分は、この文章を表現してるんだな、とか思えるし、とても楽しめましたんฅ(*´꒳`*ฅ)ꪆ
Posted by ブクログ
小難しい言葉もたくさんあったけれど、こういう本はわりと好きです
世界のふしぎ
宇宙のふしぎ
ぜんぶなんてわからなくてもいいじゃないか
ここには、世界が生まれた物語がある
Posted by ブクログ
生粋の文系が読むには少し難しい内容ばかりでしたが、差し込まれているイラストが素敵で見入ってしまいます。
世界の不思議っていっぱいあるし、それを解き明かしてきた科学者たちの苦労も伺えます。どこかで聞いたような現象もあったし、解説されても結局わからないものまで豊富にありました。
お気に入りのイラストレーターさんが見つかりました。
多彩な色づかいで淡い印象
hibino yuuki さん
MIKEMORIさん
パキッとした白黒に差し色がオシャレ
パンチさん
ザラザラとした質感でレトロ風
伊東ユウスケさん
オシャレな世界観にユニークなキャラクターが光る
堀北阿希さん
Posted by ブクログ
苦手な分野でも、イラストがあるだけで抵抗感が薄れる。
「難解だな」という感想に変わりはないけれど、無機質なものにもロマンがあるという事は理解した。
スプートニクのライカの話が印象的だった。
ミルコメダや白色矮星は物語性がありすぎる。
名前だけは知っていた『ラプラスの悪魔』や『シュレディンガーの猫』も、少しは分かるようになった気がする。
雑学本ではあるものの、単に眺めるだけでも良いんじゃないかなと思いました。
Posted by ブクログ
この世界はどうやってできたのか?
宇宙はどうなっているのか?
難しいことを考えなくても、ほっこりするイラストをみるだけでなんとなくわかったような気になってくるから不思議です。
そしてもっと知りたくなります。
キラリティ、クエーサー、ミルコメダ…
世界のかけらを集めていくと、世界のパズルが完成するかもしれません。
たとえば虚数。
虚数の発見によって量子力学が生まれ、
シュレディンガーのネコが生まれ、
ラプラスの悪魔が滅びました。
アインシュタインの相対性理論は重力波の存在を予言しました。いつかダークマターの謎が解ける日はくるでしょうか。
おすすめのイラストはp163のスイングバイです。癒されます。