あらすじ
「貴様、その程度の魅了で私を操れると思ったか! 貧相な小娘が……!」
「ひ、貧相!? あなた私が貧相な小娘に見えるんですか!? う…嬉しい…!」
「……は?」
山奥に住む少女・エリスは、ある日精霊を助けたお礼(?)として常時発動しっぱなしの、魅了の術をかけられてしまった……! その術のせいで街中の男たちに追いかけ回される羽目になってしまったエリス。疲れ果てたエリスは、美貌、魔力ともに国一番との呼び声高い、筆頭魔術師・カイルに助けを求める。そこで明らかになった解術の方法は、純情なエリスにはとても無理……な方法だった! しかしあきらめずに「それ」以外の方法を探すため、エリスは、カイルの邸に住み込みで働くことに。異性に「本当の姿」を認めてもらえなかった二人が一緒に生活をするうち、次第に距離が近づいていきーー。
女嫌いで最強の魔力を持つ堅物魔術師と、世間知らずで純情な「魅了の乙女」の、ピュアなキュンが詰まった異世界ラブファンタジー! 分冊版第3弾。
※本作品は単行本を分割したもので、本編内容は同一のものとなります。重複購入にご注意ください。
感情タグBEST3
エリスが可愛い
とても可愛いエリス。魅了の魔法なんてなくてもモテるだろうにと思ってしまう。これから女嫌いの魔術師様とどのような恋を展開っするのか楽しみです!
ふたりのこれからが楽しみ
三巻まで読みました。
精霊のお礼が万能過ぎる魅了で孤独になっていく主人公が
不憫でしたが、なんとかしようと頑張るうちに、魅了が効かないカイル様に会うことができて、ほっとして泣くところが可愛くてたまりません。
カイル様もとっても厳しい表情で、怖い人かと思いきや、主人公の事情を知るととても優しく労ってくれて、表情も優しくなって…。
初恋記録ってことは、今後は二人が恋に落ちくということで、貴族と平民、魅了の魔法など困難も多々あるだろうけど、それを乗り越え初恋を実らせて欲しい。
女性が苦手そうだけれど、ヒロインは大丈夫ってことだからってことはあっても、なんで自分で脱がせたんだろう?って思ったら人がいないのね。
魔術師さまが前巻でお茶を入れなかったのは、単に不器用だからだったんですね。ヒロインが魔術師さまの所にいるちゃんとした理由ができてよかったですね。
女嫌い
翌朝エリスは伯爵家のベッドで目を覚ましました。ここにきてようやく色々やらかしてしまったことに気付いたようです。筆頭魔術師のカイルは大の女嫌いだそうですが、なぜか彼女のことは嫌っていないようです。彼女はこれまで出会った女性とはタイプが違うからなのでしょうか?使用人が1人もいない伯爵家で、彼女は家事の手伝いを申し出ました。ようやく彼女にもここでの居場所が見つかった感じです。