あらすじ
「監督がグラウンドにいない理由」「なぜ蹴り合いが起きるのか」ルールは一通り知っているのに”ラグビーがわからない”と感じる人のための一歩進んだ観戦術。元日本代表主将が豊富な経験と知識で徹底指南!
●試合開始からノーサイドまで、80分間の「注目ポイント」を時系列で紹介
●ポジションごとの「マルチタスク」に迫る
●時間で区切る、マネジメントを見る、「セイムピクチャー」とは何か? グラウンド外にも見所がたくさん
●フランス大会、トップレベルのチームを分析
●いま、スポーツに求められること
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
2023年のラグビーフランスワールドカップに向けて書かれた本。中古で見つけたので購入。
「入門」という文字が題名に入っているが、内容は高度。一応専門用語の解説も巻末に入っているが、基本的な用語は理解していないと読むのに難儀するしイメージもわかない。
現地観戦しているとなかなか細かいところまで目がいかないのだが、この本に書かれていることを理解すると、ラグビーを見ていてかなり楽しめると思う。ただ、ここに至るまではかなり遠いな……
難しいことが分からないと頼りたくなる精神論にも触れてくれており、チームの大義・チームが作り上げてきた文化の重要性も分かる。特にラグビーの代表チームは選手の国籍が様々になるのでこのあたりが重要なのだろうし、NZや南アの強さもここにあるのだろう。
入門という題名が罠になっているがラグビーシーズン前には読み返したくなる名著。
Posted by ブクログ
観戦入門とあるが、
要するにラグビーワールドカップ2023フランス大会観戦ガイド、
である。
エディジャパンでキャプテンを張っていた廣瀬が、
その体験から来る知識をあますところなく提供してくれている。
1,2章は確かに質的感染入門。
しかし3章からは大会前に見ておかないと意味がなくなる内容。
まだ日本がプール戦でどうなるかわかる前に読んでおいてよかった、
と思える予想がいっぱい。
オーストラリアもかろうじてまだプール戦突破の可能性を残しているし。
そうか、フランス大会観戦ガイド、としたら、大会終了後は売れないけど、
逆に、大会が盛り上がり、ラグビー熱が復活?すれば、
それはそれでこの新書が売れる可能性がある、
そういう出版会社の読みもあるのかな。
なにせさすが廣瀬、日本のラグビーが変わる瞬間に
エディジャパンにいた選手だからこそ書ける内容。
エディ、どうなるのかなあ、、、
今は外側でラグビーを応援している廣瀬も、
もっと一線に入ってもいいような。
とにかく10.8は応援しよう。勝ち目は薄いとしても。
Posted by ブクログ
日本W杯のガイドブックであった前作に引き続き、こちらはフランスW杯のガイドブック。
もちろんW杯に限らず一般的なラグビーの試合をより深く観戦するための解説にページが多く割かれている。今作は戦術面を深堀りした解説が多く、選手の動きなどをイメージしながら読むのがなかなか難しかった。
ジャパンが勝ち進むことを期待する章もある。注目選手として挙げられている何人かがおそらく怪我の影響か代表に入っていなかったりして、その辺にも予選で敗退した原因があったのかもしれない。