あらすじ
霊感少女として売り出し中の佐和(さわ)は、オカルト特集のゲストに呼ばれ、取材班とともに郊外の無人の屋敷を訪れるが――(「汐の声」)。表題作のほか、いずれも恐ろしさに息を呑む短編「千引きの石」「夜叉御前」「キルケー」の全4編を収録。
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じっとりと迫る恐怖
とあるコマに床から突き出た幽霊の首が描かれているということで「汐の声」が有名ですが、自分が一番怖いのは「夜叉御前」です。
いかにも幽霊屋敷の話かと思わせておいて、読者の予想をひっくり返すあの1コマ。
真実を理解してから再読すると、吐き気を催す怖さがあります。
夜叉御前こわい
ずいぶん前に読んだ夜叉御前を読みたくて購入しました。鬼の正体は実母だけど、主人公の少女は中学生か高校生の年齢と思われるのに、なぜ学校に行ってないんだろうと疑問が残ります。ひょっとして、山奥の家に引っ越す前から気がふれてしたのか?つくづくイヤミスな話ですが、同時に中毒性ごあります。