あらすじ
「私だって愛されたい!」黒の聖女アデルは聖剣の主である第三王子ウィリアムと一年前に結婚したものの、夫は妻に無関心で、別居&接触皆無の白い結婚だった。ところが、酔った勢いで離婚を宣言したら、ウィリアムは離婚断固拒否で甘々に豹変! 聖女の力を国に留めておきたいからだとしても甘すぎませんか!? 心臓がもちそうにないので放っておいてください!! 愛情過多な王子とパワー系聖女のすれ違い×溺愛ラブコメディ! ※電子版はショートストーリー『女神のためのゴミ掃除』付。
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Posted by ブクログ
終わってみれば、総じて皆キャラが濃かった気がする。
赤の聖女は残念だったけれども。
ウィリアムの頑張りと愛の重さが伝わらないのがもどかしくもあり、でもアデルがそう勘違いしちゃうのも理解できるので、二人の間で揺れ動きながら読んだ。
そもそもはアデルの発言が原因ではあったのだけれども、愛する人の言うことは何が何でも実行な聖剣持ちである。
聖剣すら調教している御仁ですから……怖すぎる。
聖剣に思わず同情してしまった。
喋る剣ではない筈なのに。
最終的には、アデルの力も証明できたし、ウィリアムの思った未来にはなった気はする。
愛は重いけれども、地面にめり込みそうな勢いで重いけれども、そもそも拳で語れる聖女なので、どうにかなりそうな気もする。
取り敢えず、が、頑張れ!とアデルを応援しておきます。
うーん。夫であるヒーローが無関心なのではなくて、初めにヒロインの方が距離を置こうとしたことが原因で、ヒーローはそんなヒロインの気持ちを汲んでの行動でした。途中もしつこいぐらいに夫は自分ではなく他の令嬢に恋していると頑なで、同じパターンが続くので長い話ではないのにちょっと飽きてしまいました。テンポは良い文章だったので、余計に残念でした。