あらすじ
余命わずかの令嬢と、異常な愛を持つ殺し屋ーー契約結婚(??)ラブサスペンス!
時は明治。名家に生まれ美貌にも恵まれるも、余命わずかと言われている紗都子の夢は…利益になる結婚をし、家族に恩返しをすることだけ。
しかし突然、謎の殺し屋に命を狙われ…!?
その場を生き延びるため…紗都子は殺し屋に「私と結婚してくださいーー私と結婚すれば全てが手に入ります」と提案を??
絶対交わらないはずの二人の、命懸けの婚約生活が始まるーー!
感情タグBEST3
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2人の気持ちに少し変化が⁈
進平は紗都子を試すような態度をとるけど、紗都子が怒ると機嫌を取ろうとホタルを見せる様子は進平の優しさを感じました。
紗都子は進平を利用することから優しさにふれることで徐々に心を開くようになるのも、共感出来るところがありめす。
2人の今後が気になるので、どんどん読めちゃいます。
遊女の島
紗都子さん、体も病弱で、いわゆる箱入り娘(華族)なのに、肝は据わっています。確かに家の生を外せば1人の小娘でしかないんで……食事を貰った(遊女の意地悪付き)御礼にと踊りを披露する腕前は確かでした。
当時でも治外法権の遊女島ってフィクションの存在でしょうが、話自体は動いてきていて、だいぶ良いです。
匿名
4
立派なお屋敷に住む美貌と教養を兼ね備えた令嬢ながら身体が弱いことを理由に縁談を断られた紗都子はある日町に出かけたところを何者かに誘拐されて命の危機に遭う。
時間が来たら彼女を殺せという命令を受けた殺し屋の後藤に自分を助けたら結婚していいと言ったところ助けてもらうことに成功した。
追っ手もなんとか始末してたどり着いたそこは日本中の遊女を買い取って連れてきた天女島というところだった。
そこで先約があるとどこかに行ってしまいそうになる後藤にどうしていいかわからなくなる紗都子。
今までは自分の身分とその美貌から話を聞いてくれる人はいたがここではそれも通用せずまるで物乞いを見るような視線を送られてしまう。
そこで彼女は扇子を借りて往来で舞うという行動に出るのだった。