あらすじ
最期の生き様と、願い。
死者が訪れる、三途の川の手前にある
ショッピングモール『三途の川アウトレットパーク』。
そこでは前世で貯めた徳を使い、来世用に買い物が出来るという。
アウトレットパークの案内人・烏目は、
そこで様々な死者の生き様や、来世への想いに触れる。
死者の心に干渉する事は叶わない。
ただその願いを知り、見届けるのみ。
さて、今日のお客様は…!?
来世との狭間で紡がれる、死者一人一人の罪と罰…
そして希望と救済の人間ドラマ!!
感情タグBEST3
三途の川の手前には巨大アウトレット店があり、そこで生前に貯めた徳を通貨にして、来世の特典(美人になるとか、〇〇の才能を持つ)を買えるという発想は新しいと思う。ストーリーも、最後の最後にどんでん返しを盛り込んでいるのもおもしろい。
難点をいうなら、絵があまりうまくないという点か。描きなれていない感じで、なんか不安定。全体的に線がごちゃごちゃしていて、とっちらかってる感じもある。あと、作者はたぶん定規を使わないのをモットーにしてるっぽくて(和風の味わいを出すため?)、建物の柱とかもすべて微妙にブレていてちょっと見辛い。キャラの表情はちゃんと描けているし、画力が要求されるようなバトル漫画ではないのでそこまで気にはならないが。
物語の発想は面白いですね。
生前の行いの徳と不徳の差の分だけ買い物ができるという仕組みも面白い。
ただちょっと各話ごとのオチみたいなものが自分には分かり難かった。
母親と息子のストーリーのラストシーンは、転生した後なのか?
傍らにいたカラスはなんだったのか?
何か釈然としませんでした。
感情タグも選びにくいですね。