あらすじ
100人に1人が罹患すると言われる 「統合失調症」。決して珍しくはない病気だが、幻覚や極端な妄想など通常の精神状態からは想像しにくい症状のため、その理解は必ずしも進んでいるとは言えない。
発症した時、本人の脳内はどんな混乱状態になっているのか? 闘病から社会復帰の過程まで、女性が自らの発症体験を、繊細かつ優しいタッチで描いたコミックエッセイ。
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Posted by ブクログ
統合失調症、耳にしたことはあるけれど、具体的にどんな症状なのか、どんな人に罹りやすいのかなどは一切知らなかった。
無知からくる偏見を払拭してくれた1冊。
行きずりの人だけでなく車からも視線を感じたり、テレビの中の人達が自分の話をしていると思い込んだり。
複雑な内面世界が広がっているのだと思った。
重くて暗い話もあって読むのがしんどかったけど、鮮やかなタッチで描かれた絵がとてもきれいで最後まで一気読み。
100人に1人の割合でいると言われている統合失調症。
他人事じゃないからこそ、自分や身近な人が罹ったらどうするか、考えるきっかけになった。