【感想・ネタバレ】罪滅ぼし 風烈廻り与力・青柳剣一郎[62] 風烈廻り与力・青柳剣一郎のレビュー

あらすじ

人助けか、死に場所を求めていたのか――
付け火で燃え盛る家に飛び込んだ男が、命と引き換えに守りたかったものとは?
剣一郎、己の無力さに懊悩する!

女の絶叫が昼間の露月町に響き渡った。燃え盛る家に赤子が取り残されていたのだ。青柳剣一郎が駆けつけると、火中へ飛び込む男が。鋳掛屋の長次だ。
その勇気に感心した剣一郎は、出火の原因とともに長次の素性を調べると、過去にも子どもの命を救っていたことがわかる。
なぜ危険を顧みず行動できたのか? さらに付け火と判明し、剣一郎はある推測に苦悶する!

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Posted by ブクログ

大阪の東町奉行所から殺人犯を追って三人の同心が江戸に。
青柳に直接助力を依頼された。

同じ日に付人思われる失火から大火事が起こる。
崩れかけた家から身の危険も顧みず幼児を火の中から助けた男、いかけ屋長次がいた。

この付け火の犯人と見做された吾平が逃げた。

この二つの事件が、昔の大罪人だった男が最後は身を挺して罪を被る。
まるで仏の御心を表したような事件。
真実を常に求めた青柳もこの顛末に葛藤する。

隠れ屋の男、守田屋の又吉の本当の身分。
泣かせられどうしの、1冊!

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2023年04月19日

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