あらすじ
~ニッポンのうどん~を味わいつくす。
北海道、東京、愛知、大阪、香川、福岡、沖縄……
全国にはこんなに美味しいうどんがあった!!
年間500杯食す<うどん女子>が選んだ日本の名店50(+α)。
あなたが食べたことのないうどんが、ここにあります。
テレビ、雑誌、Webで話題沸騰!!
日本全国のうどんを食べ歩いて紹介し続ける~うどん女子ライター~井上こんが、
北海道から沖縄まで、全国の知られざる名店の絶品うどんを、
読んだだけで食べた気になれるような名文で案内する、うどんエッセイ+ガイド!
さぬきうどん人気だけでは語りつくせない~ニッポンのうどん~の奥深さを味わいつつ、
今すぐ本を片手にうどん屋さんに飛び込みたくなる一冊です。
井上こん
ライター。福岡生まれ。
うどんを年間約500杯食し「身体の9割はうどん粉」を自称するうどんマニア。
2016よりスタートした自身のブログ「うどん手帖」を発信源に、
全国各地での食べ歩きや取材の経験をテレビ(『誰だって波瀾爆笑』『車、あるんですけど…?』『ワケありレッドゾーン』)、
雑誌(「Hanako」「SPA!」「散歩の達人」)、web(文春オンライン、食べログマガジン)
などで紹介するうどんライターとして活躍。
筑後うどん振興会から「筑後うどん大使」に任命されたり、
「西武線沿線うどんラリー2018」アドバイザーを務めたり、
テレビ番組「買えるAbemaTV社」でオリジナルうどん「ふくうどん」をプロデュースするなど、
日本全国にうどんの魅力を伝えるべく活躍中。
本書『うどん手帖』が初の著書になる。
感情タグBEST3
齟齬がある
讃岐うどん、稲庭うどん(秋田)、水沢うどん(群馬、伊香保)
そのほかにも色々有ります、北陸とか、お伊勢さんまわればお約束なのが伊勢うどん。
伊勢は好き嫌いが出るそうですが、自分は嫌いじゃないです。
本文には、全く記載が有りません。齟齬ありありです。
店舗を眺めるにつけ、高崎と伊香保は違うでしょう、桐生のひもかわうどんとも違う様子だし、
東北が綺麗に抜けてるのも、
クマソだから人の食い物の味がわからないとか考えているのでしょうか。
うどんに対する愛は感じますが、誤解を与えやすく危うい愛ですね。
誤解を解く機会は与えられていると考えるので、精進してください。
因みに千円札を務めた文豪の夏目漱石さんは、
うどんはあまり好きではなかったみたいで、熊本や愛媛で酷い目にあったのかな、
馬子にでも食わせとけ、だそうです。蕎麦派だったみたいですね。
蕎麦といえば、関西には砂場がありましたが、醤油文化の違いで?絶滅。
なんか碑が残っているそうです。
東京で天ぷらそばを開発したのは砂場(東京の本家)なんですがね。関西出身の知人は
お汁がすきとうっていないと気持ち悪いとか言ってましたが、
どっちも美味しいのに勿体ないですね。
まあ、お好みで。
Posted by ブクログ
好きな食べ物ベスト3に入るくらい、
毎日食べても飽きないくらい、うどんが好きだ。
太くてこしの強い讃岐うどんをぶっかけの冷でいただく。これ、至高の極み。
だが、本書の作者・井上こんさんのうどん愛の強さはわたしのそれとは比較にならない。
文章を読めば、井上さんがどれ程うどんとうどん屋を愛し、尊敬しているかが伝わってくる。
美しく堂々とした佇まいのうどんたち(写真)と、
独特だけど分かりやすい味の伝え方に引き寄せられて、つい熟読してしまった。
今までは、うどんはこしが強いほどいい、つゆはかけなら関西風だが結局はぶっかけだろう、と思っていた。が、本書を読むとどのうどんにも個性があり、どれもが素晴らしいことがわかる。
香川はもちろんだが、福岡のやわらかいうどんとごぼ天も実に美味しそうだ。冷かけにも挑戦してみたい。
一年に500杯うどんを食べるという作者が「死ぬ前に一度は食べたい!!」と断言するお店の数々。わざわざ足を運んで行ってみようじゃないかという気持ちにさせる一冊だ。