【感想・ネタバレ】誤解された『身代わりの魔女』は、国王から最初の恋と最後の恋を捧げられる 6巻のレビュー

十夜 / 喜久田ゆい

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激重溺愛完結!!!
長い間すれ違っていたフェリクスとやっと両想いになれたルピア。十年分の誤解を解き、熱烈に愛を伝えてくれるフェリクスと過ごす甘く幸せな日々。しかし、スターリング王国に窮地が訪れる……。『はじまりの地』を蘇らせるため、ルピアは『身代わりの魔女』の力を使うことを決意するが――。番外編ほか、これまでの書店特典SSの一部に加筆修正を加えた珠玉のSS集も収録！誤解から始まる激重溺愛、ここに完結!!!
(C)2025 Touya┴(C)2025 Yui Kikuta

[ブクログ · ★★★★★]

完結おめでとうございます!!
タイトル回収はフェリクス王のセリフで行われたのですが、5巻以上に深くたっぷりと紡がれるルピアへの愛に心がじわじわと温かくなります(•ᵕᴗᵕ•)
10年という長い長いすれ違いと後悔の時間を経て離れてしまったルピアの心を再び取り戻したフェリクス様の献身と惜しみない愛情、激重感情にきゅんきゅんしちゃいます♡

ただ後悔するだけでなく、身代わりの魔女の魔法についてもルピアの優しさを分かった上でフェリクス様なりに支える方法を考え、ただ過保護に守るだけではなくちゃんとルピアの意思を尊重するところも本当に素敵だなと思いました(*´艸`)
そんな部分をちゃんと敏感に感じとって嬉しいと思い、再び結婚当初と同じくらいの気持ちを芽生えさせたルピアもまた10年眠り続け色んなことを知って成長したなと思いました。

王も身代わりの魔女も1人だったけれど、やっと本当の意味で2人になれたんだとしみじみ。
スターリング王国の「虹の女神」信仰の根源を揺るがすような真相にも驚きましたが、ルピアなら有り得るなぁとその慈愛に満ちた性格や優しさ、凛としたかっこいい姿を見て思いました。

たくさんあった特典もSS集として読めて良かったです⟡.*
もちろん持ってるSSペーパーもありますが、挿絵付きや加筆修正もあってみんなが楽しめるお得仕様で大満足です!
1巻から完結6巻までの世界観を彩る喜久田ゆい先生のイラストも本当に美しくて、色味も柔らかく幻想的な雰囲気でお話にぴったりでした♡

[まぁ · ★★★★★]

大団円でみんながハッピー！しっかり伏線回収もされたうえで、素敵な最終巻を迎えられたと思います。しいていえば子育てに翻弄されるフェリクス様や過保護軍団を見てみたかったなー。
人気作をたくさん抱えている先生だから望み薄いかもしれないけど、いつかスピンオフが見られたらいいななんて勝手に期待させてもらいますw

＃笑える ＃胸キュン ＃ハッピー