あらすじ
全国の首長、社長は必読!
アフターコロナをチャンスに活かせ。今こそ日本は世界に飛翔する!
『プラチナタウン』『食王』の著者が描く、どん底の老舗百貨店と、この国を再生する秘策とは!?
明けない夜はない。
目から鱗の日本再生計画を創れ!
明治期に日本橋で創業の老舗マルトミ百貨店は、コロナ禍でメインバンクから追加融資を止められ、倒産の危機に瀕していた。
憔悴しきった社長の富島栄二郎は、偶然にも四井商事の専務・徳田創と再会する。富島は若い頃四井で修業したことがあり、二人は同期だった。富島の窮状を聞いた徳田は同じく同期でプラチナタウンを作った山崎鉄郎を紹介する。
藁にもすがる思いで山崎を頼る富島。同様の相談を複数受けていた山崎の中でそれらは化学反応を示し、再建案は思わぬ方向に向かい始め――
苦況の日本を救う、目から鱗の再生構想とは!
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Posted by ブクログ
楡周平さんのビジネス小説は面白い。
今回は日本橋の老舗デパート再生物語。
ここに過去の作品に出て来るビジネスモデルを合致させ、(プラチナタウンも無理やり登場?)させてインバンド専用のエンターテイメントフィールドに変革させるという面白いアイディアが湧いてくる。
ここに銀行やら商社やらが絡み、さらにオーナーの家族が画策するとある計画がストーリーを面白くしている。
本当にこんな施設が都会にあったら面白い、と思わせる素晴らしいアイディア。相当の取材をこなしたのでしょうね。