あらすじ
選ばれしものしか入ることが許されず、貴顕紳士を育てる場であるアダマント魔法学校。魔法を愛し、深く学びたい伯爵家の令嬢・リオニーは女性であるため、そもそも入学することを許されていなかった。一方、入学試験を受ける資格があり、父から入学を嘱望されている弟・リオルは絶対に行きたくないと言う。
利害が一致したふたり。リオニーは男装して弟の代わりに、魔法学校の試験を突破。晴れて首席として入学することになった。
しかし、入学したその日からなぜか公爵家の嫡男・アドルフに目をつけられてしまう。何かとライバル視してくる彼に嫌気が差していたある日、父親から結婚相手が決まったと告げられた。その相手が、まさかのアドルフで――!?
「最悪だわ……」
婚約を破棄させようと我が儘な態度をとるリオニーだったが、アドルフは全てを優しく受け入れ、更には大切に扱ってくれて……?
“こんなはずではなかった!!”
偽りから始まる溺愛ラブストーリー、開幕!
■書籍版には、書き下ろし番外編「アドルフのライバル」を収録!
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
弟の代わりに学校に入った姉は、主席を争う相手と
婚約する事に。
面倒そうな展開に…と思ったのですが
男装も気が付かれておらず、平和な学園生活。
姉と弟をする事によって、婚約者の裏表(?)も。
まったくもって感情が気が付かれてないのが
かわいそうな婚約者様、ですがw
そこまでクッキー好きなら、常日頃食べてるかとw
しかし、一体バラの相手は誰なのか。
それだけははっきりしないと、疑いが晴れません。
何か、突っ込み所がある理由、なのでしょうか。
Posted by ブクログ
アドルフの態度はどう見ても……な状態だが、リオニーには伝わる訳もなく。
リオル(男性)としてアドルフの学園生活での態度を見ているから、別の側面を見せられても受け入れられないのも分かる。
でも、惹かれてしまうのか……リオニーとして会う時の彼は優しいからなあ。
美味しそうな料理(まさか魔法の実習で調理実習が出てくるとは思わなかった)にマスコット的動物が出てくるのは作者さまのいつもの作風。
安定の展開だなと思って読んだ。
黒雀なのに「チキン」と名付けられた使い魔が癒し。
アドルフの恋心は透けて見えるどころか前述通りバレバレだが、ただ花と手紙の件は気になるし不穏でもある。
リオニーに渡そうと思って渡せずにため込んでるのかなとも思ったのだが、どうもそうではなさそうな。
答え合わせは下巻にて。
思い込みが激しいヒロイン
作者様の作品が好きで購入しましたが、上巻を読み終わった時点ではヒロインに感情移入できていません。
ヒーローは中盤で「結構良い奴」認定できたので、なおさらヒロインへ共感しにくい感じです。
終盤でヒーローへの想いに気付いたので、下巻に期待します!